仕事に役立つメモを高速にとるコツとは一体何か?
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。私が21年間のサラリーマン生活の中で数多くの身に着いたスキルの中で、かなり役に立ったものは「メモを高速にとること」です。このことは今の生活にも大変役にたっております。なかなか言語化するのが難しいですがご紹介いたします。
上司はたった1度しか教えない1発本番の人だった
学生時代は、効率の悪い勉強方法をしていました。予備校の授業をテープレコーダーで録音して、その後自宅へ帰ってきてからもう一度聞き直すようなことをしていました。明らかに時間のムダでしたし、テープがあるから聞き漏らしても大丈夫という甘い考えを持っていました。
その後、車椅子生活となって復帰した時の女性の上司は、毎日カリカリしているお局さんのような人でした。部下への指導はとても細かく、歩く参考書みたいな説明をしてくれる人でした。本当に分かりやすかったです。しかし1度言ったことは、2度と言ってくれません。「もう一度教えてください」と質問したら「あなた、聞いていなかったの?」と怒られる始末。だから1発勝負だと思うようになったのです。
さすがに怒られるのは嫌だし、どうにかして素早く聞き取るにはどうしたらいいのか?考えました。とにかく集中して、聞き漏らさないようにしました。そこで必要となるスキルは、いかにメモをとることでした。でもただ単にメモをとっていればいいというものではありません。
口頭で話すスピードについていくにはどうするか?
口頭で話すことはどうしても1文が長いものです。全て聞きとれるほどのスピードはなかったので、できるだけ不要な言葉は書かないこと。事実は書いても感情的な部分は一切必要なし。ある程度慣れてくると、パッと見てわかるような単語は簡単な省略文字にします。その分だけ時間は短縮できます。
あとは矢印や記号を多く活用します。大事なポイントは◎もしくは人差し指マークです。人差し指マークは昔の予備校講師が使っていたマークです。はじめは書くのに時間がかかるものの、慣れてくればさほど時間がかかりません。人差し指マークのついている箇所は、絶対に忘れてはならない記号としました。
矢印は説明を受けて、「だから〇〇なる」のような理由を詳しく述べる点については、矢印を使うことで頭の中が整理できます。そしてこのメモ書きで一番重要な点は、きれいに書くことが大事ではなく、そこそこきれいだけど後から自分が読み返して分かるような書き方がベターだと思っています。汚すぎてもダメです。なぜなら自分でも読めないからです。
メモを高速にとるスキルは意外とどこにでも役に立つ
その上司と一緒にやっていた期間は2年弱でしたが、ノートの冊数は10冊にもなりました。私にとっては、まさに参考書のようになりました。何か分からないことがあったら、そのノートを見ることで他の人にやり方を聞かなくても、自分自身でできるようになりました。
メモを高速にとるスキルがあると、会議の議事録やセミナーの内容、またテレビのドキュメンタリー視聴も一時停止することなく、ノートへ記入することができるようになります。今はパソコンへの入力というデジタルな時代ですが、外出すれば当然アナログに頼らざるを得ない場面が、まだまだ多くあります。ぜひともそういったスキルを身に着けることで、仕事にも差をつけてみてください。
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