企業の残業問題は簡単ではないが1つ1つの積み重ねで解決していく

2017.06.24 (土)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。サラリーマン時代はパソコンに向かう時間が多くなっていました。パソコンに向かっている時間が長くなればなるほど、意外と仕事が単調になりやすいものです。気がついたら時間だけがかなり過ぎていたなんてことはないでしょうか?

残業がつかない勤務になると仕事が間延びしやすい

私は4・5年前からみなし勤務といって残業がつかない状態でした。特に課長だった時には、シフトとは関係なく何時から何時まで職場にいるのか分からなくなりそうな時期もありました。

課長以上では朝9時~夜10時頃まで仕事をしている人が多い状態ですが、自分の場合は、なるべくシフトに近い形で仕事をすることにしていました。そうしないと仕事をすることが、間延びをしてしまい、ペースがゆっくりになってしまうんです。

もちろん何かトラブルがあった時に、課長が1名でも居ることで、トラブル回避になることもありますが、やはり部下に任せるという仕組みを作っていくことも重要だと思っております。

どんな時でも仕事をスピード化させて効率化すること

大事なのは、どんな時でも仕事をスピード化して効率を上げることです。さすがに朝9時~夜10時までスピードを上げて取り組むのは不可能です。テンションは続きません。どうしても長時間戦になってしまいます。そうなるとどこかでだらけると思っています。

そして私が課長の立場で、職場の社員の連中に「残業はしないで帰りなさい」と言うのが嫌でした。私は課長だから仕方がないという理屈は通らないという思いがありました。

しかも社内では「残業するな!」を気合と根性で束縛するような形についついなりやすいものです。むしろ、部下の連中にもどうすれば残業しないでできる体制を作っていくかを考えてもらう業務改善が必要だと伝えておりました。

中には残業が生活給になっている者もいました。また生活給になっている者ほど昇格したら、残業がつかないことを拒む者までいました。こうなると会社に貢献すると気持ちが、残念ながら失せてきます。

仕事の共有を図ることで仕事の仕方が変わってくる

ポイントは自分の上司の仕事は自分ができること、自分の仕事は部下ができることを実践して、この人がいなければできないという仕事を減らしていくことだと思います。その中で仕事するのは部下、責任をとるのは上司ということだけを忘れないでおきたいと思っております。

ついつい部下の失敗を攻めてしまいがちです。一瞬お前のせいで・・・と思ってしまう気持ちもありますが、そこはグッとこらえることも必要です。もし単純なミスであれば「怒るではなく叱る」で話をして、必ず最後には今後頑張ってもらうためのフォローも入れたいところです。大事なのはやる気を継続させることです。

そういったことによって上司と部下とのコミュニケーションが取れて、さらにはチームビルディングにもなって仕事の精度も高まってくれば、全体的に残業が減っていくものだと思っております。残業は恒常的に続いている課題ですが、一気に変えようとせず、一つ一つの積み重ねで変えていくことが望まれます。

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