車椅子を漕ぐ際に気になっていた点字ブロックに代わるもの
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子ユーザーにとって走行中に気になるのは点字ブロックだと思います。でも点字ブロックは視覚障害者にとっては必須のものであるので、優先すべきなのは点字ブロックだと思っております。車椅子ユーザーにとってもバリアにならないで、視覚障害者にとってもいいものはないのだろうかと調べていたら、点字ブロックに代わるものを開発されている企業がありました。それを今回ご紹介します。
点字ブロックは車椅子ユーザーにとっては障害になってしまう
点字ブロックは正式名称では「視覚障害者誘導用ブロック」と言われております。視覚障害者を安全に誘導するために地面や床面に敷設されているブロックのことで、足で踏んだ時の足裏に伝わる感覚によって情報を得るものとされています。
ところが実際に車椅子ユーザーにとっては障害になったり、高齢者が躓きやすくなったり、雨が降った時には滑りやすいという問題点があります。そういった点を踏まえるとこの点字ブロックに代わる新たな何かが生まれることを願っておりました。
私はまだ実際に目撃はしておりませんが、あるセミナーに参加したときに紹介されたので企業のHPを見て確認してみたところ、大阪府にある錦城護謨(きんじょうごむ)株式会社によって開発されたのが、点字ブロックに代わる新たな製品です。
点字ブロックに代わるものが「歩導くん」
主にゴム製品や土木事業などを行っている会社ですが、福祉関連にも進出されております。より多くの人が暮らしやすくするためにバリアフリー商品を提案されていることが分かりました。そして今回ご紹介するのが視覚障がい者歩行誘導ソフトマット「歩導くん」です。
歩導くんの特徴は、視覚障害者が白杖でやわらかいマットを確認して目的地にたどり着けるシステムとなっております。①【認識性】音と感触の違いで誘導路を認識 ②【歩きやすさ】車椅子や移動式ベッドでもスムーズ ③【施工】既存の床の上から両面テープを貼るだけでのお手軽施工 ④【カラー】豊富なカラーチャートからのご提案 (HPより参照)となっております。
すでに公共施設・空港・病院・ショッピングセンターなでで敷設実績があるようで、今後多くの企業などで採用されていくことにより、先ほどにおけるいくつかの問題点は解消できると思われます。主に屋内に使用するためのものなので将来的には屋外でも活用できるようなものになればと願いたいものです。
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