東京2020にむけて日常生活やビジネスにおいて役立つ共生社会の考え方

2019.07.09 (火)

今後において東京2020オリンピック・パラリンピックの開催、超高齢化社会によって、車椅子利用者が暮らしやすい社会になることが求められています。

 

それは文部科学省のホームページにあるように共生社会の形成に向けての取り組みが書かれているように、今後の日本社会において重要なポイントの一つになっています。

 

そこで、共生社会の形成に向けて必要となるのが「こころのバリアフリー」です。

 

しかし日本における共生社会は、まだまだ課題が多い状況です。

 

その課題は、障害者と健常者とのコミュニケーションの溝があまり埋まっていない点です。

 

言い換えれば、誰もが過去の経験からコミュニケーションの場そのものがなかったからとも言えるでしょう。

 

保育園・幼稚園から始まり、小中高・大学生活・社会人生活における場など障害者とのコミュニケーションをとる場は一度もない人がほとんどです。

 

でも今後の日本社会において、障害の有無に関わらず、お互いに気軽にコミュニケーションができる場が必要です。

 

そういった場において、共生社会を考えている会社こそが、働いている人が活き活きとなるような職場環境になり、障害者雇用やバリアフリーの面などでも優れた会社になっていくでしょう。

障害者に対する社会が変わったのは乙武さんの存在が大きい

私は第二次ベビーブームの世代で、SMAPの中居くんやキムタク、マツコ・デラックスなどと同い年です。

 

ちょうど24歳までは健常者として生活していました。

 

振り返ってみると、私が子供の頃の小・中学校は、エレベーターや多目的トイレの設置などもなかったため、車椅子利用者が通える環境はありませんでした。

 

だから学校を卒業しても、車椅子を利用している方との接点は一切ありませんでした。

 

その後、社会人になっても全く接点はなかったものの、自分が障害者となり車椅子生活をするようになって初めて分かったことがあります。

 

恥ずかしいことに、自分が働いていた職場(農産売場)のすぐそばに身障者用トイレがあったことを知りました。

 

私自身が上記のような状況であったため、一般の方が車椅子を利用している方のことを知らないのもおかしくありません。

 

私の場合は、障害者になったことが気づきのはじまりでした。

 

長い歴史を考えれば、共生社会とは程遠い状況だったことを、書籍等を通して知りました。

 

それは今から30年位前のことですが、国の制度もしっかり構築されてきていなかったので、障害者が外出して過ごすような環境にはなっていませんでした。

 

しかも家族の1人に障害があったら、あえて人目に触れないようにしていた時代がありました。

 

だからこそ、世の中において余計に障害者との触れ合いはなかったのでしょう。

 

そのような環境でも、私の友人の場合は、ご両親のおかげもあり、一般の学校へ進学できたようです。

 

当時の学校からは「何かあったら責任がとれないから難しい」と厳しい言葉を突き付けられたそうですが、ご両親はあきらめなかったらしいです。

 

結果としては、ご両親の粘りによって実現したわけです。

 

その当時としては、本当に珍しいことでしょう。

 

でもそういった状況を一変させたのは「乙武洋匡さんの存在」になるでしょう。

 

やはり乙武さんの著書「五体不満足」の大ヒットによって、世の中が少しずつ障害のある人に対しての目が変わっていったと言われています。

 

私たち障害者が暮らしやすい世の中になったパイオニア的な存在なのかもしれません。

イメージを変えてみると未だ未開拓の事業もある

私は自主セミナーなどを開催していると、今まで車椅子を利用している人と話したのがはじめてという人にもよく会います。

 

最近では、車椅子を利用している人が路上やショッピングモールなどでよく見かける世の中になっていても、なかなか話したりする機会はないものです。

 

そのため「障害者とはこういう人」だというイメージだけが先行して、車椅子を利用している人を聖人君子のようにきちんとした人と決めつけてしまうこと場合があります。

 

例えば一般的に車椅子利用者がパチンコ屋に行っている姿は想像できないようです。

 

でも実際には車椅子利用者でもパチンコ屋に行っている人はいるでしょう。

 

人はついつい自分なりのイメージを作り上げて、固定概念を作り上げてしまいがちです。

 

先日、友人から「車椅子でも入れるライブハウスを探しているのですが知っていますか?」と質問を受けました。

 

私が20年間、車椅子生活をしている中で、ほとんど見かけたことがありません。

 

しかも車椅子利用者における音楽とは、老人ホームなどで誰でもできる音楽をしているようなイメージになってしまうことでしょう。

 

でも車椅子利用者でもハードロックが好きだったり、ライブで流れるロックなども好きな人が多くいるはずです。

 

今後は車椅子利用者が増える可能性がある中で、今までの固定概念を打ち破っていくことによって、誰も今まで手をつけていないビジネスが誕生するでしょう。

 

「車椅子でも入れるライブハウス」というフレーズは、日本で数少ないスポットとして紹介されることで、ライブ好きな車椅子利用者だけでなく、その家族も訪れるようになっていき、ニッチながらも人気が出る可能性も秘めています。

 

これからの未来は今までありそうでなかったものが、まだまだ多く隠されているはずです。

 

固定概念を打ち破る発想のできた人こそが、ビジネスの成功につながるのではないでしょうか。

こころのバリアフリーで企業の発展や職場環境の改善につながる

まずはいろんな人がいることを知ることです。

 

長年車椅子生活をしていると建物のどこにエレベーターがあるか探します。エスカレーターや階段はすぐに分かるところにあってもエレベーターはなかなか見つかりません。

 

ポイントは車椅子の目線からどうしたら分かりやすいか検証する必要があると思います。

 

今後は高齢化社会や2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催などバリフリー化は一段と進んでいく社会環境に変わっていくでしょう。

 

でもハード面だけが整備されても万全ではありません。

 

重要なのはこころのバリアフリーです。

 

障害者と健常者との共生社会を通して、コミュニケーションをとれる関係になることです。

 

ただ確実に言えることは、困っている人を手助けすることも大切ですが、困っている事に気づく社会だと思っております。

 

困っている事に気がついてフォローしてあげることは、自分の幸せにつながります。

 

それは「人から感謝される」ということです。

 

感謝されればどんな人でも嬉しいはずです。

 

自分が幸せになるために手助けするというような発想の転換をしていけば、もっとお互いが共生できる社会になると思います。

 

それが企業の発展につながったり、そこで働く従業員の方々の成長にもつながっていくでしょう。

 

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