車椅子ユーザーが車で東京へ外出するのに必要な情報の3点セットとは?
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。週3回位東京方面に行く私にとって車で行く場合に、東京に行って困らないためにも必要なアイテムは一体何かをご紹介します。皆さんはいかがでしょうか?
事前チェックの3点セットとは?
一般の方にとっては、東京に向かう際に利用するのが公共交通機関であるのに対して、車椅子ユーザーにとっては、公共交通機関の利用も便利ですが、どうしても自分の車で行く方が多くなりがちだと思います。
そこで車椅子ユーザーにとって、どうしても欠かせないのが首都高速のアプリ・駐車場情報・トイレ情報です。この3点セットは事前にチェックしておかなければならないものです。この3点セットをチェックしておかないと目的地までのトラブルや目的地でのトラブルが発生します。
まず首都高速のアプリです。私はATIS交通情報の有料会員(月会費300円位)に入っております。もちろん無料会員もありますが、無料会員だと渋滞しているか否かを見ることはできますが、混雑具合を確認することができません。混雑具合については、重要なポイントです。
例えば、首都高速三郷線の場合、三郷料金所~小菅JCT区間は通常であれば10分で到着します。しかし渋滞している場合には30分以上になることがほとんどです。事故渋滞の場合には60分以上になることもよくあります。そうなると渋滞しているか否かだけではあまりに情報が少なすぎます。
私の基準では、30分程度ならばそのまま高速道路に乗り続けます。しかしそれ以上になった場合には迂回するように判断しております。長年、東京まで高速道路を利用して気づいたのは、30分以上ならば迂回ルートの方が間違いなく速いということです。私の自宅から三郷料金所まで25分なので、自宅でアプリを見たときに大体判断できます。
目的地に行って駐車場がなければピンチになる
次に駐車場情報です。私はS-PARKというサイト(無料サイト)を確認します。都内の駐車場情報が網羅されております。このサイトでは身障者用駐車スペースの検索もできます。そこでヒットすればOKですが、もしヒットしない場合は、周辺の駐車場がどのような形式なのかをチェックします。ゲート式なのか跳ね上げ式なのかによって利用有無が変わります。
これはGoogle Earthを使うことによりチェックすることができます。もちろん屋外の駐車場のみです。ゲート式であれば運転席側に空きスペースがあることで利用することができます。しかし跳ね上げ式であれば利用することは困難でしょう。さすがに目的地に到達してから駐車場を探すのは、難しいと思いますので事前に調べておくことをおすすめします。
目的地に行ってトイレがなければ慌てるはず
最後にトイレ情報です。目的地に行って多目的トイレが設置されている場所であれば、全く問題ありませんがそうでない場合がほとんどです。そうなると近隣に多目的トイレがあるかを探します。都内や市町村などでもトイレマップを作成しているところもあるので、かなり便利になっています。もちろん障害のレベルによっては利用できないトイレもありますが、個室であるかどうかの判断基準になるはずです。
この3点のポイントを押さえた上で、車で向かいます。もし首都高速の渋滞や駐車場の確保ができない場合は、思い切って手段を鉄道へ変更します。車椅子ユーザーからは「えっ、鉄道で行くのですか?」という声もよく聞きますが、鉄道の方が便利な場合も多いです。それについてはまた別の機会でご紹介します。とにかく安全・安心な状態で出かけたいですね。
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