首都圏と地方の交通機関における車椅子のバリアフリーの違いとは?

2017.09.12 (火)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。私は茨城県守谷市に住んでおります。つくばエクスプレスと関東鉄道常総線が交わりますが、車椅子ユーザーにとってはつくばエキスプレスには気軽に乗ることができますが、関東鉄道常総線はローカル線ですので連絡なしに乗ることができません。交通における首都圏と地方の違いを考えてみたいと思います。

茨城でもつくばエクスプレスなら秋葉原までも意外と近い

私は週に数回、東京に出ていく機会があります。その際、「えっ、わざわざ茨城から来たんですか?」とよく言われます。意外と茨城と言っても守谷市は、東京まで50キロ以内ですので近い距離にあります。つくばエクスプレスでも約30分程度で秋葉原まで行く事も可能です。

 

そしてつくばエクスプレスは、まだ誕生してから十数年しか経過していない路線ですのでバリアフリー度はものすごく高くなっております。全駅ホームドアも設置されていますし、電車とホームとの隙間も広くありません。ただ、私はそれでも怖いので、駅員さんにスロープをお願いしています。

 

つくばエクスプレス守谷駅の近隣にある駐車場に車をとめますので、守谷駅から先は全く問題ありませんが、関東鉄道常総線やバスを乗る場合は気軽には出来ない部分があります。関東鉄道常総線は無人駅が多いのと、駅に段差があるので、利用する際には関東鉄道守谷駅に事前連絡を必要とします。そのため事前連絡なしにいきなり利用することは難しいです。

路線バスはノンステップバスが来ることを望む

路線バスについては数回利用しましたが、ノンステップバスが来れば問題ありません。私が乗車した時は今まですべてノンステップバスでしたが、そうでない場合もあるでしょう。都内のバスであれば、ほとんどがノンステップバスになっているものの地方に行くとそうはいかない事情があります。

 

もし不安であれば営業所に確認するといいでしょう。そういった点を考えると、地方ではタクシーに乗った方がいい場合もあります。タクシーの場合は、後部座席よりも助手席に乗る方が乗りやすいものです。とにかく扉の開く角度が助手席の方が大きいのが特徴です。扉が大きく開かないと乗りにくいと思います。

 

私は立位・歩行ができないのと腹筋・背筋が効かないので、タクシーへの乗車は毎回苦労しますが、なんとか誰かの支えがあると乗ることができます。さすがに地方であるとバスや電車が走っていない区間が多いので、タクシーの利用もやむを得ないと思っております。さすがに都内の大手タクシー会社に長年勤務をしている友人に聞くと、リフト式のタクシー導入はなかなか難しいとの事でした。

地方を利用するには事前の計画を立てておくことが必要

都内でもなかなかないのに地方ではかなり難しい事情だと思います。ここで言いたいのは、首都圏ではうまくいくものでも地方では難しいこともあります。そのためには、公共交通機関を利用する場合は、事前の計画をきちんと立ててから臨んだ方がいいと思います。

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