車椅子利用者が飛行機に乗る場合、事前に航空会社へ伝える内容とは?
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近は飛行機に乗ることが多くなりました。飛行機に乗って旅行をすると行動範囲がものすごく広くなります。実際に車椅子利用者が飛行機に乗る際、どのような形で事前予約や席を選ぶのかあくまで自分の経験を交えてご紹介します。
多少不安があるのなら大手航空会社がおすすめ
選ぶ航空会社ですが、運賃の安い航空会社の場合には人員が少ないことも想定されます。立位・歩行が出来たり、身体が身軽な方ならなんとかなるのかもしれませんが、多少係員の方にアシストを希望されるのであれば、大手航空会社の利用をおすすめします。
自分が乗りたい飛行機の便が決まったら、まずは航空会社のHPでチケットの購入します。現在は、インターネットにおけるクレジットカード決済ができる状態になっていますのでとても便利です。ここで迷うのは普通席か割高の席(JALならファーストクラス・ANAならプレミアムクラス)にするかです。
身体の症状に際して席が広めの割高席の方がいい場合もある
とても高いように思われがちですが、国内の割高の席はJALなら+9000円・ANAなら+6000円でそれぞれ食事付です。さらに障害者割引が適用されると、一般の方の普通席より安くなります。なぜこの席にするかと言いますと、単に乗り心地がいいだけでなく、車椅子から席への乗り移りが楽な点や、痙性(自分の意識とは関係なく足がつるように伸びてしまう)や長時間座ることにおける身体の症状などにより、少しでも広い席の方がいい場合もあります。
そういった点を踏まえると、割高の席の方が身体の症状的にも楽な旅ができる場合があります。私は痙性がものすごく強いので、急に足がピンと伸びてしまう傾向がありますし、身体が大きいので普通席の窓側まで乗り移るのはかなりしんどいこともあります。
車椅子利用者は移乗しにくい窓側の席になるのは
なぜなら車椅子利用者が普通席に座る場合は、窓側に座る場合があります。緊急時において車椅子利用者が通路側にいると窓側にいる方が逃げることができないとの理由です。でも3列シートだと窓側まで腕のプッシュアップで移動するのは結構大変です。そういった点を踏まえると割高の席の方がいい場合もあります。
席の場所については、各社のHPに記載されているお体不自由な方用のデスクに電話をします。そこで自分の要望をきちんと伝えたらいいと思います。その際には身体の状態(立位・歩行・普通に座れるかなど)・車椅子は電動か手動式なのか・それ以外の機器を必要とするのか・空港では係員のアシストが必要なのかも質問されます。
電動系の車椅子の場合は細かい部分まで質問をうける
一般の手動式車椅子の場合は、意外と簡単に終わりますが、電動車椅子の場合にはバッテリー種類とか細かいことを質問されます。私も取り外し可能な電動アシストのスマートドライブを持ちこんだ時は、電話で30分・当日のチェックで30分近くかかりました。バッテリーを持ち込むことにとても慎重であることが分かりました。
もちろんバッテリーがあるから乗れないわけではないのですが、どういった類のものなのかを確認しているようです。そうしていざ当日に空港のチェックインをする形になります。チェックインは一般の方とは違って、出発時刻の1時間前には到着しておかなければならないことも注意しておくポイントです。
事前電話しておくことで不安な事は解消しておく
あくまで私の経験でご紹介させていただきました。今では各社ともに丁寧な対応をしてくださいます。要望があるのであれば事前に航空会社側へ伝えておくといいでしょう。それが利用する側とサービスを提供する側とのコミュニケーションにつながると思います。
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