車椅子でも乗ることができる「屋形船」とは?

2017.09.01 (金)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子生活をしていて「できない」と思っていたことが「できる」と大きな喜びになります。まさに自分にとってはサプライズになります。そういったことが多くなってきてほしいと思う今日この頃です。

「できない」と思われていることが「できる」世界へ

今年の夏に体験した石垣島でのマリンスポーツにおいても、石垣島に行くまでは半信半疑でした。しかも私は太っているので「本当にマリンスポーツができるのか?」「実際に行ったら難しくて中止になってしまうのでは?」と思っていたくらいです。

 

でも実際に重度障害者施設で働いていた経験のある方だったので、私のような太った身体の人でも持ち上げるコツも対応も知っており、マリンスポーツを楽しむことができました。これは大きなサプライズでした。また石垣島へ行きたくなるくらいです。

 

そこで今回お伝えしたいのは、東京湾で楽しむ「屋形船」です。夏の風物詩である屋形船に乗って、東京湾のレインボーブリッジの下からお台場や東京タワーを眺めてみたいと思っていました。車椅子生活の私にとっては実現しない話だと思い込んでいましたが、「できる」のです。

屋形船に乗れることがサプライズ

どちらかというと、ハード面で対応するのではなく、マンパワーによる対応がほとんどです。でもそれでも「できる」「楽しめる」ことは嬉しいことです。今まで明らかにできないと思い込んでいたために、サプライズでした。実際に私は2度も利用したことがあります。

 

屋形船の乗船は勝どき(黎明橋【れいめい橋】の桟橋)の乗船場から行います。さすがに屋形船の中には多目的トイレがないので、近隣にある晴海トリトンスクエアや公衆トイレを利用します。晴海トリトンスクエアには身障者用駐車スペースも設置されています。

 

乗船場にはスロープがありますが、多少凸凹がついていることもあり補助が必要です。その先にある駅のホームのようなところで自分の乗る屋形船が来るのを待ちます。到着したら若い船員の方が3名で、私を車椅子ごと持ち上げて屋形船の中に降ろします。

約2時間の屋形船の旅は面白い

でも若い船員の方々は、筋肉ムキムキですのでいとも簡単に持ち上げてしまうのです。これにはビックリしました。屋形船に乗船したら一番後ろにスペースがあります。他の方々は床に座っているので、他の方々との目線の違いがありますが、そこは残念ながら難しいでしょう。やきそば・もんじゃ・お好み焼などが出てきて、約2時間の屋形船の旅です。

 

どこの屋形船もOKか分かりませんが、私が利用したのは2回とも「千羽丸」という屋形船です。但し、屋形船の大変なところは、乗船人数を集めないといけないところです。その時はたまたま40~60人の会合でした。少人数だと難しいかもしれません。でもぜひともあの楽しさを味わっていただきたいと思っております。

千羽丸HP ⇒ こちら

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