車椅子ユーザーが手動運転装置で運転するまでの流れ(私の場合)

2017.09.05 (火)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。障害者の利用するものを少しでも分かりやすく健常者の方々に知っていただきたいと思っております。今回紹介するのは、自動車の運転についてです。どんな方法で、車を運転するのか分からないという方が多かったのでご紹介します。

車椅子ユーザーだからといって専用の車があるわけではない

基本的に車椅子ユーザーが購入する車は通常の車です。一般に販売している車なので、特殊車両ということはありません。もちろん購入してから改造しなければならない箇所はありますが、初めから車椅子ユーザー向けに販売されている車を購入するわけではありません。

 

私はリハビリテーションセンターに入院している頃から、病院に届く毎朝の新聞からディーラーのチラシを抜き取り、どの車にしようか入院していた友人たちと見ていました。当時はレガシィが大人気でしたが、さすがに初めての車でレガシィは高級車だったために、レガシィに似ている安い車を選ぶことになりました。

 

運転する車椅子ユーザーは、症状によって車椅子ごと乗車するような車にしなければ運転できない人もいますが、通常の脊髄損傷・頸椎損傷の方々は手動運転装置をつけるだけがおおよその改造になります。

アクセルとブレーキを動かすだけの改造

あくまでもアクセルとブレーキを手動で動かすだけの改造です。決して従来のアクセル・ブレーキを外すわけではなりません。アクセル・ブレーキに機械を取り付けて1本のスティックとして、引けばアクセル・押せばブレーキという単純な構造になっています。

 

そのため健常者の方が運転する場合は、通常通りの方法で足のアクセル・ブレーキを使用することができます。最近では、足を骨折したので取り外し可能な手動運転装置(ニコ・ドライブ)を購入する方もいらっしゃるそうです。健常者でも手動運転することで不便がなくなるそうです。

 

車椅子ユーザーになったからといって、別の運転免許を取る必要はありません。普通の運転免許を持っていれば、すぐにでも運転することができます。但し、そうはいっても、足で運転していたものが急に手動で運転するには慣れが必要です。

病院によっては教習所のようなコースが設置されている

私が入院していた国立身体障害者リハビリテーションセンター(通称:国リハ)では、教習所と同じようなコースがあったので、一通りの練習をしました。さらに路上教習も行いました。免許証については、足で運転することができないので、もともとマニュアル車の免許証を私はもっていましたが、「AT限定で手動運転に限る」といった形に変更となりました。

 

せっかくマニュアル車の免許を取得したものの、やむを得ず辞退しましたので寂しさを感じました。もちろん将来歩けるようになったら、再度取得すればいいと思いますが、わざわざマニュアル車の免許を取りに行く事はないでしょう。

 

実際はこういった形が流れになります。そして障害者として重量税などの免除がありますし、手動運転装置については10万円位補助が出ます。そういった部分は非常に助かります。障害があっても車で自由に行く事の出来る社会になっているので、私は日本1周することができました。もっと便利な社会になることを心から願っております。

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