店舗の駐車場において車椅子利用者が使いやすいバリアフリー対応とは?

2018.03.27 (火)

バリアフリースタイル代表の白倉です。店舗もしくは店舗周辺にある駐車場について、車椅子利用者において気軽にとめられるかどうかのポイントをお伝えします。車椅子利用者本人が運転する場合や別の方が運転する場合がありますが、どちらにしても車椅子への乗り降りするためのスペースの確保が必要となります。身障者用駐車スペースの幅は、2.5M(通常の駐車スペース)+1M(ゼブラゾーン)=3.5Mが標準サイズとなっております。

コインパーキングの跳ね上げ式は車椅子利用者にとって使えない

この1Mがあるのかどうかで、車椅子利用者が使えるかどうかが決まってきます。逆に身障者用駐車スペースそのものがなくても、車椅子への乗り降りをするためのスペース(約1M)が確保されていれば利用することが可能になります。しかし街中によく見かけるコインパーキングは、大丈夫なようで利用すること自体が難しい状態です。

 

その理由は、クルマのドアをあけて1Mのスペースがあったとしても、コインパーキングにある地面からの跳ね上げ式の機械(クルマをロックする機械)が、外側に出っ張っているために車椅子を置くスペースがありません。どうしても機械に当たってしまうことがネックになってしまいます。この画像をみていただければわかると思います。

 

そういった中で、先日都内で利用したのは、ロックレス駐車場です。従来のコインパーキングのように見えますが、跳ね上げ式の機械が取り付けられていませんでした。該当の駐車スペースにクルマがとまったかどうかはセンサーによって見分けがつく仕組みです。まだ導入している場所は少ないものの、車椅子利用者においてもありがたいものでした。こういった新たなコインパーキングの登場によって、明らかに利用しやすくなる環境になるでしょう。

一般用の2台分を車椅子利用者のために用意することが心のバリアフリー

あとは身障者用駐車スペースの設置についての検討課題です。大型商業施設などでは設置が当たり前になっていますが、それ以外の施設については未だに少ない状況です。もちろん私のような車椅子利用者にとっては、設置していただけるとありがたいと思っていますが、企業側からすると全体の駐車台数が少ないにも関わらず、身障者用駐車スペースを確実に設置するのは難しい場合があるでしょう。

 

もし設置していただいたとしても、利用者が少なければ常に空いている状態になってしまいますし、一般の健常者が空いている場合は使っても可能にしてしまうと、肝心のときに車椅子利用者が使えないようになってしまいます。しかも一般の健常者の利用を許可している企業に対しては、世間からのバッシングも受けてしまう恐れがあります。

 

ではどうしたらいいのでしょうか?全体の駐車台数そのものが少ない場合においては、一般の駐車スペースの2台分の使用を認めて頂ければありがたいです。もしくは当日の利用が分かっていれば、車椅子への乗り降りできるスペースを確保した駐車スペースを用意しておくことなどの対応が望ましいです。

ホームページなどでバリアフリーの対応の見える化をしておくことで利用しやすくなる

そのため企業における車椅子利用者対応について、ホームページなどに直接電話等で依頼があれば、上記のような対応について明記しておくことをおすすめします。そうすることでお互いのコミュニケーションがとれて、利用者側からすると安心してまた行きたい店舗に変わるはずです。そういった店舗が少ないだけに喜ばれるでしょう。

 

残念ながら世の中の身障者用駐車スペースのマナーが改善されていないことが一番の課題ですが、マナーの改善はなかなか浸透していかないことも事実です。むしろ企業としては一般の健常者の人に注意をしても逆切れして怒鳴りつけてくる場合もよくあります。その点の改善はできないにしても、企業としては対応しやすい形から少しずつ対処していくことで、車椅子利用者にとって使いやすい状況に変わっていくにちがいありません。

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