車椅子を利用してラッシュ時に電車やバスでの通勤による難しさ

2017.03.20 (月)
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。私はサラリーマン時代において、クルマによる通勤をしていたので問題はありませんでしたが、以前求人広告を見ていた時に「公共交通機関に限る」といったものがよく目立ちました。本当に可能なのかに気になるものでした。
 

ラッシュ時の通勤は難しい現実もある

 
友人の車椅子ユーザーは、都内で公共交通機関で通勤しています。でも実際には電車・バスで通勤するのは、かなり厳しいと申していました。会社がクルマを許可してくれれば助かるんだが・・・とおっしゃっていましたが、会社には許可をする動きはないとの事。
 
実際に大手の一部上場企業でありながら、車椅子ユーザーがほとんど働いていない職場なので、1人の希望だけでは許可が通らないそうです。この厳しさから、今後もその会社で働くことを悩んでいるとおっしゃっていました。
 
私が以前見た求人においても、①山手線沿線内 ②公共交通機関の通勤のみと記載されておりましたが、この①と②についてはかなりハードルが高いように感じました。
 
多分、朝のラッシュ時に山手線・京浜東北線に乗車することはできないでしょう。別の友人から聞いたことがあるのですが、この電車には乗れませんので次の電車でお願いしますと駅員の方からよく言われた経験があるとの事でした。
 

百貨店のエレベーターでも混雑していると乗れない

 
でも次の電車を待っても大混雑しているので、結局待ちぼうけになってしまううんです。このような状況は、百貨店のエレベーターでも同様だと申していました。実際にビルの途中階から乗り込むのは、難しいことがよくあります。
 
私たちのような車椅子ユーザーやベビーカーを利用した方は、階段やエスカレーターという手段が不可能なので、エレベーターという手段しかありません。でも混雑していたら全く乗れないんです。私もこのようなことを何度も体験しました。
 
仕方がないので下の階に行きたくても、一旦上の階行きのエレベーターに乗りこんで、一番上の階に行ってからUターンして下に行くことにしております。実際にこの形をとらないと何分待ってもエレベーターに乗ることができないんです。
 
実際には車椅子専用エレベーターというものが表示されていても、「専用」とうのは周囲の方々のマナーをお願いするという形なので、大勢乗り込んでいては「専用」という言葉は全く通用しないというのが実態です。鉄道・バスの「優先席」と同じケースです。
 

「公共交通機関に限る」の見直しも必要な時代に

 
エレベーターと電車は違いますが、実際に車椅子の利用が妨げられるケースが意外とあるんです。そのため、企業の求人においても「公共交通機関に限る」では、なかなか採用には至らないのではないでしょうか?
 
求人を出している企業の真意がわからないので、何とも言えませんが、通勤する立場から考えていかないと、勤務の長続きがしないだけでなく、新規採用もできないということに陥る可能性もあるのではないでしょうか?
 
実際には企業に駐車場がない場合もありますが、役員車が駐車しているスペースなどもあるはずです。そのスペースの1台分を何とか対応していただけたりすると状況は変わってくると思います。こういったところから職場環境を変えていくことが障害者採用につながると思っております。

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