車椅子利用者が東海道新幹線に乗るならば多目的室がおすすめ
Contents
車椅子ライフデザイナーのまおうです。私は今回人生初の「日帰り大阪」をすることになりました。今回は全てクルマによる移動ではなく、クルマ・新幹線・地下鉄を合わせた移動で茨城から大阪までを往復しました。そこで今回のコラムでは東海道新幹線への乗車についてお伝えします。
もし空いてるのならば多目的室がリラックスできる
新幹線の乗車については約1ヶ月前に一度予行練習をしております。新横浜に行く用事があって、あえて品川~新横浜まで新幹線に乗りました。その際は、品川駅のみどりの窓口で乗車券と特急券(指定ではない)を購入して乗り込むことができました。
今回は品川~新大阪までの2時間半の道のりなので、前回の時のようにドアの前にいるようなことは難しいので指定券も購入しました。希望としては以前新大阪に行った時のように「多目的室」を利用したいと伝えました。
ちなみに「多目的室」とは東海道新幹線の11号車に設置されており、車椅子利用者または具合の悪いお客さまのための個室になっております。その個室は座席がベッドにもなるタイプです。
通常の指定席は座席がなくスペースだけが確保されている
東海道新幹線の車椅子用指定席は、席があるわけではなくスペースが空いているだけですので、車椅子のまま座っていることには変わりありません。そのため座席に乗り移ってリラックスしたい場合は多目的室がおすすめです。
以前利用した時には事前に予約をしていたのですが、前回新横浜に行ったときに出会った車掌さんの話によると、当日に空きがあれば利用可能との事でした。
ところがこの多目的室を当日確保するのは時間のかかることが判明しました。みどりの窓口の担当者がその多目的室を押さえるには、30分要するとの事でした。これは行きの品川駅でも帰りの新大阪駅でも言われました。
当日ならば「多目的室」の有無は車掌さんに確認した方が確実
今回は品川駅のみどりの窓口の担当の方が、関係各所へ連絡しても朝の忙しい時間帯でしたので全く連絡がとれず、30分待っても回答がありませんでした。これ以上待ってもしょうがないと判断して、いざ乗り込むことにしました。
品川駅で案内をしてくれた駅員さんによると、みどりの窓口でなくても車掌さんに依頼すれば空いていれば確保できるとの事でした。やはり新横浜に行ったときに出会った車掌さんの話通りでした。
運がよく行きも帰りも「多目的室」を利用することができて、リラックスしながら新幹線に乗車することができました。当日であればみどりの窓口に依頼するよりも、直接車掌さんに伝える方が早いと思います。なぜなら車掌さんは車内の予約状況を誰よりも把握しているからだと思います。
車椅子利用=11号車と覚えておいた方がいい
ちなみに新幹線の車掌さんは1人ではありません。数人の車掌さんが乗車していると思います。どうしても銀河鉄道999の車掌さんをイメージしてしまいがちですよね。数人の車掌さんがいるので、意外と早いうちにお目にかかれると思います。
自分から探しに行きたいところですが、車椅子だと11号車から他の号車に行くのは難しいと思います。またグリーン車については車椅子用スペースがないばかりか多目的トイレが付近にないのでご注意ください。車椅子利用=11号車と思っていたほうがいいと思います。
関連する投稿
- 車椅子ユーザーにとっての駐車場探しには落とし穴がある
- 車椅子を利用してラッシュ時に電車やバスでの通勤による難しさ
- 障害者の割引制度を事前に知っておくことの大切さ
- 車椅子利用者が飛行機に乗る場合、事前に航空会社へ伝える内容とは?
- 車椅子の旅行範囲を広げることが最高のバリアフリー ~ハンドコントロールが大きく変えた~
現在の記事: 車椅子利用者が東海道新幹線に乗るならば多目的室がおすすめ