お店の情報を探すときにたった1行あれば助かること

2018.02.02 (金)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子利用者がはじめて行くことになったお店の情報は、一般の方々のように飲食店サイトのアプリだけをチェックして行くことはなかなか難しいものです。なぜなら車椅子利用者の視点は違うところにあるからです。料理が美味しいからということも重要ですが、アクセスやトイレなどの情報開示が欠かせません。ではどういった点に工夫すればいいのでしょうか?

目的地に行ったときに駐車スペースがないことでハラハラ・ドキドキする

よくあるのが現地までクルマで行ったものの、目的地のお店もしくはその周辺に身障者用駐車スペースがなかったり、またはすでに満車になっていたりして、焦ってハラハラ・ドキドキします。どうしても見つからないときには、ターミナル駅などへ行き、その駅周辺にある駐車場を探します。そしてその駅から数駅乗って現地に向かうといった場合があります。大概この時のロスは30分~1時間になります。

 

せっかく行きたいと思ったお店なのに行くまでに疲れてしまうこともよくあります。状況によっては、面倒臭くなって引き返すこともあるでしょう。もしお店の方とのコンタクトをうまくとれていたり、情報が少しでも多くあればスムーズに行くことが結構あるものです。

 

そのためホームページ等でバリアフリーの情報もしくはお店の対応をしていただければ、車椅子利用者にとって喜ばれることは間違いありません。その1つとなるのが駐車スペースの確保です。身障者用駐車スペースがもしなければ2台分を確保していただけるだけで車椅子利用者にとっては助かります。

 

「なぜ2台分あれば助かるの?」という声をよく聞きますが、車椅子利用者にとって必要な駐車場スペースの幅は3.5Mです。通常の駐車場スペースは2.5Mであり、車椅子の乗り降りをする際に必要なのが1M(ゼブラゾーンのようなスペース)です。したがって、もし身障者用駐車スペースがなくても2台分(2.5M×2)があれば十分とめることは可能です。

 

駐車スペースをたくさんもっている企業であれば、身障者用駐車スペースを設置することができるでしょう。でも数台しか持っていない企業であれば、1台分の身障者用駐車スペースを設置することは難しいはずです。一般の人が利用すれば身障者からのクレームが入るでしょうし、誰もが利用しなければ非効率になってしまうでしょう。

身障者用駐車スペースがなくても2台分を気軽に利用できれば十分可能

そこで解決策は「2台分を気軽に利用できる環境づくり」です。「なぜ2台分利用しているのだ!」と逆にクレームを言う人もでてくるかもしれませんが、それはきちんとホームページや店内において説明することで解決します。もしそれでもクレームを言うのであれば、バリアフリーに全く関心のない人ですので相手にする必要がありません。

 

余談になりますが、私は総合スーパーにてお客さま対応のクレームの責任者を数年やっておりました。あまりにも理にかなっていないご意見については、お越しいただいたことには感謝の念を伝えるものの、内容についてはこちら側の意見をきちんと伝えておりました。何でもかんでもお客さまの言いなりになることはないと思っておりましたし、ご理解いただけない場合は仕方がないと判断しておりました。

 

話を戻しますが、車椅子利用者はまず目的地のホームページを閲覧することが多くなります。その中にバリアフリー情報を掲載しておくだけで、利用する側に安心感を与えるでしょう。さらに「何かご不明な点があればお気軽にご相談ください」と掲載していたら、電話でもメールでも問い合わせしやすいでしょう。たった1行だけでも掲載されていることがコミュニケーションのきっかけにつながります。

 

できればバリアフリーの情報を画像もしくは動画で掲載していたら、もっと親切なお店だと感じるにちがいありません。そういった利用する側からのニーズをどれだけ把握することができるかが今後のビジネスの発展につながっていくはずです。超高齢化社会においては、車椅子を利用する方々が増えていくでしょう。そのニーズにお応えすることが喜ばれるお店への一歩ではないでしょうか?

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