店舗に来店していただくための駐車場におけるバリアフリー情報とは?
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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。
最近は車椅子利用者の外出が増えていますが、
クルマを使って移動する人が多いのも事実です。
例えば都内で飲食店を利用しようとしたときに、
すぐに見つからないのが車椅子利用者でも
とめられる駐車場の場所です。
それが都内で飲食店を
利用しにくい点でもありますが、
もしあなたの店舗に
身障者用駐車スペースがなくても
実は「できること」があるんです。
それができれば車椅子利用する方々の
ニーズに応えられるかもしれません。
都内ではバリアフリー化を考えて、
段差の解消や多目的トイレの設置をしても、
コストの問題から駐車場の設置までは
難しいかもしれません。
でもクルマを使って移動している人に
対応するにはどうしたらいいか?
そこには大きく
2つのポイントがあります。
どうやったらお越しいただけるかを考えてみる
まず1つ目は、自店に駐車場がある場合です。
もし身障者用駐車スペースがなくても、
一般用の2台分のスペースを確保すれば
利用可能になります。
ただ利用者側の視点からお伝えしますと
何も言わないで2台分とめることは、
さすがに難しいものです。
そのために電話での問い合わせなどにおいて、
もし連絡があれば2台分確保しておくことを
お約束しておくような対応ができれば、
当事者は利用しやすくなるでしょう。
もし2台分確保しなくても、
乗り降りできるスペースがあれば、
1台分でもかまいません。
自店に身障者用駐車スペースがなくても、
自店に駐車場があるのであれば、
何とでもやりくりできるでしょう。
2つ目は、自店に駐車場がない場合です。
こちらがほとんどではないでしょうか?
その場合は、身障者用駐車スペースが
近隣のどこにあるかを
押さえておくことです。
現在では駐車場検索サイトなどもあるので、
身障者用駐車スペースの場所を
事前に調べることもできます。
但し、身障者用駐車スペースの数は
さほど多くないために、
近隣にはなかった場合どうするか?
それは、一般用の駐車スペースでも
車椅子の乗り降りが可能であるかどうかを
調べておけば大丈夫です。
最近はロック盤のないコインパーキングも登場している
このときにポイントになるのが、
街中にあるコインパーキングです。
駐車すると地面からロック盤が出てくるような
駐車スペースは利用することができないんです。
なぜなら車椅子への乗り降りするときに
ロック盤の機械が邪魔になってしまい、
乗り移りすることができないんです。
ここはご存知でしたか?
これが意外なバリアになってしまいます。
それ以外のところで候補になるのは、
入口がゲートになっているような
コインパーキングです。
この場合はロック盤がついていないので、
乗り降りできる角地であれば
利用することが可能になります。
また最新型のコインパーキングでは、
ロック盤の機械がついていないところも
最近では見かけることがあります。
センサーによる管理を行っています。
このような情報は、
事前に車椅子利用者が調べようと思っても、
なかなか現地で見ない限り、
分からないことが多いのです。
だからこそ店舗の方々が
情報をつかんでおくことで、
駐車場の課題解決が可能になるんです。
場所の地図などもきちんと用意しておけば、
メールやファクスなどで、
事前にお客さまへお伝えすることも
十分可能になるでしょう。
そういった工夫を重ねて行くことで、
心のバリアフリーになりますし、
心の優しいあなたのお店に
また行きたくなるでしょう。
そこがバリアフリーの
魅力でもあるのです。
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