バリアフリー化はプラスと捉えることができればチャンス有

2018.11.01 (木)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

車椅子生活を長く続けてきて感じているのは、

バリアフリーだと思って気軽に入れる飲食店が

なかなか増えていかないことです。

 

企業には、当然のこととして、

コストやスペースの課題があるので

簡単ではないでしょう。

 

私自身も総合スーパーの人事総務課長をやってきて、

店舗の年間・月間の経費コントロールをした立場なので、

いざお金のこととなると

簡単に決断できるものではありませんでした。

 

人件費・水道光熱費などもそうですが、

急に冷蔵ケースが壊れたなどの修繕費も

バカになりませんでした。

 

そういった背景を考えると、

どうしても優先順位をつけるならば、

バリアフリー化は二の次になってしまうでしょう。

 

車椅子を利用している皆さまにお越しいただきたいけれど、

コストだけがかかってしまうのは

お店に余裕がなければできないし、

売上が下がってきているから、お金をつかうのであれば、

収益を生みだす販促費などに

お金をかけたほうがいいと思っていませんか?

 

つまりバリアフリー化はコストだけが

かかってしまうものと捉えていませんか?

 

残念ながらそれはバリアフリーに対する

固定概念がついてしまっているからでしょう。

 

もっとイメージを変えてみて下さい。

 

以前に比べて車椅子利用者は大幅に増加しています。

 

その理由は、超高齢化社会になって

車椅子を利用しなければならなくなった

ご年配の方々の増加とともに、

公共交通機関などが従来に比べて

乗りやすくなったりしていることなども挙げられます。

 

また大型ビルディングなどにおいても、

多目的トイレ・身障者用駐車スペース・

エレベーターの設置などが進んできております。

世の中の変化についていけない現状

世の中は外出しやすい環境になってきている中で、

肝心なそれ以外のところが進んでいないのが現状です。

 

だからといって、

無理にでもバリアフリーにしたほうがいい

という気持ちは全くありませんし、

バリアフリーに興味のない方々には

関係のない話だと思っています。

 

先ほども申したように

企業における収支がある以上、

予算化できないことが多いからです。

バリアフリー化=価値が高まる

でもここで考えてほしいのが、

バリアフリーには価値を上げる

プラスの意味合いもあるということです。

 

これだけ車椅子利用者が増加しても、

行けるお店が少なければ、

当然行けるお店の一人勝ちも考えられます。

 

しかもお客さまは1人で来店されるというより、

友人・家族・同僚・地域のコミュニティメンバーなどが

たくさん集まることによって、

従来の何倍もの集客が見込める可能性があります。

 

しかもバリアフリー化されたスポットが少ないので、

「次回どこにする?」

と安易に考えることができる状況ではないことから

また同じお店を利用する確率は大幅に高くなります。

 

まさにリピーター化しやすくなるのです。

 

そう考えるとどうでしょうか?

 

売上を上げることは十分可能になると思います。

 

そしてバリアフリーの設置コストにおいても、

自治体には補助金制度を設けているところが

意外と数多くあるのをご存知でしょうか?

 

その制度を利用することによって、

当初のコストより多少抑えることもできるでしょう。

知られてなんぼの世界

あとは販促費などを使って、

まだバリアフリー化とは知られていないお店を

世の中にアピールすることではないでしょうか?

 

知られていなければ、

バリアフリー化されたお店だとは誰も気が付きません。

 

そうなればコストだけがかかって

肝心な車椅子利用のお客さまは来店されないでしょう。

 

だからこそ具体的に何がバリアフリーなのかを

きちんとアピールしていくことで、

バリアフリーを必要としている人へ

情報が届くようになればやった甲斐があります。

 

まだ東京オリンピック・パラリンピックも

開催されていないから、

時期尚早ではないかと思っていらっしゃいませんか?

 

今だからこそ競合他社に差をつける時期だと思います。

売上を上げたい、

そして社会貢献に繋げるお店を作りたいと

思っていらっしゃるのであれば、

今こそチャンスになるはずです!

 

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