バリアフリーではないイメージがバリアフリーに変わることとは?

2019.05.21 (火)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

さすがにここはバリアフリーではないだろう…

とイメージしていた場所が、

ある日、突然

バリアフリーの場所になったりすると、

誰もがびっくりするものです。

 

そういったサプライズが世の中を変えて、

口コミなどによって盛り上がることで、

車椅子利用者が集まる

スポットに変わることでしょう。

 

それが店舗や商業施設であれば、

当然、売上にもつながりますし、

さらにプラスして

人に優しい社会貢献にもつながります。

 

バリアフリーにすることが、

多くの人々から喜ばれて、

売上にもつながるのは

ものすごくうれしいポイントに

なるのではないでしょうか?

今後はサプライズが成功に導く

この20年以上車椅子生活をしてきて

感じてしまうことは、

「多分あそこはダメだろうな…」

と想像してしまうことです。

 

特に歴史的な建造物は、

近年いろいろな課題はあるものの、

さすがにバリアフリーに変えるのは

難しいと思います。

 

でもそういった中でも、

東京にある浅草寺の本堂が

バリアフリー化になったときは、

本当にびっくりしました。

 

私にとってはかなりのサプライズでした。

 

かなりの知恵と工夫によって

生み出されたものだと思っています。

 

なぜなら本堂との行き来に使うスロープは

あえて固定していない設計になっていました。

 

多分、歴史的建造物なので

本堂には釘などを打ち込まないような

やり方でバリアフリー化を目指したように

思えます。

 

もちろん知恵だけでなくコストも

大きく関わるので、

簡単ではなかったように思えます。

 

でもそれだけに私も含め

「えっ、ここがバリアフリーになったの!」

と話題になって、

「それならばぜひ行ってみたい!」

と車椅子利用者の参拝者が

増えているように思えます。

 

それに伴って、仲見世などにも

車椅子利用者が増えれば、

相乗効果として

売上にもつながるのではないでしょうか?

残念なバリアフリーとは?

でも逆に残念なケースもあります。

本堂はバリアフリーにしたものの、

そこに行くまでのルートが

砂利道だったりして車椅子では

なかなか進めなかったりケースです。

 

残念ながら、中途半端な

バリアフリーになってしまいます。

 

車椅子は前輪のタイヤが小さいために、

砂利道や土の道などに対しては、

ものすごく操作しにくくなり、

タイヤが地面にめり込んでしまいます。

 

段差がなければバリアフリーだと

思っている人が多いために

造ってみたら、

結局使えない場所も多いことは確かです。

 

大事なことは、車椅子利用者の声であったり、

目線を取り入れることがポイントです。

 

車椅子利用者は年々増え続けていて、

今では鉄道などでも

よく見かけるようになりました。

 

そうであれば、その方々がどこに行くかが

注目すべきポイントでもあります。

 

ただ電車に乗って帰るわけではないわけです。

 

どこかへ行っているはずなんです。

 

でも世の中のほとんどは

バリアフリーではありません。

 

そのために利用しているのは、

バリアフリーの整った施設

(ビル・ショッピングモール)などであり、

それ以外の場所が

もしバリアフリーであれば、

もっと利用したくなるものです。

車椅子利用者の方々の本音とは?

よく言われるのが、車椅子利用者が

なぜショッピングモールで食事をするかです。

 

答えの多くはバリアフリーだから

という回答です。

 

でもショッピングモール以外のレストランが

バリアフリーだったら?と聞くと、

答えはそのレストランで食べたいと

答える人がほとんどです。

 

現在はバリアフリーであることを

優先しているものの、

他がバリアフリーであったら、

もっと違った料理を食べてみたいと

思っているということなんです。

 

つまり選択肢が増えることを

期待しているわけです。

 

それに応えることができれば、

きっと当事者に喜ばれるだけでなく、

一人勝ちができるようになるでしょう。

 

だから今こそチャンスです。

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