素晴らしい福祉機器がもっと身近になり未来を変えてほしい
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。私は毎年お台場の国際ビッグサイトで開催される「国際福祉機器展」に訪れます。ここでは毎年の最新福祉機器が紹介されておりますので、これからの社会がどうなっていくのかをイメージすることができます。
福祉機器展で紹介されるアイテムが未来を変える
国際福祉機器展は毎年9月頃の開催ですが、関西でも関東と同様に「バリアフリー展」として毎年4月頃開催されております。茨城県に住んでいる私にとっては、大阪に行くのは大変なので、バリアフリー展にはなかなか行けないですね。過去に1度行ったきりです。
実際にこの国際福祉機器展では、住宅機器(バスルーム・昇降機など)・介護用ベッド・福祉車両・車椅子をはじめとして、いろいろな障害をお持ちの方に対してのアイテムが紹介されております。
今までにはなかったアイテムがとても役に立っている
私が使用しているオートボックス(車の天井に車椅子を収納する機器)についても、この国際福祉機器展においてミクニライフ&オート社(旧ニッシン自動車工業)による展示紹介がきっかけで、新車購入の時に取り付けたアイテムです。
長年、腕のひじの痛みに悩まされていて、主治医からは生活している以上は治ることはないと言われていました。大きな原因は、車椅子から車に乗り移った後に、車椅子を右腕で持ち上げて車内に積み込む作業だと思っていました。
この作業は、とても身体に負担をかけるものであるため、なんとかこの負担を解消できないものかと思っていました。おかげさまで、このオートボックスを取り付けた後は、ひじの痛みが全くなくなったのです。本当にびっくりするほどです。
日本1周の時にも役だったアイテムがある
また日本1周のバリアフリー調査旅行においても、スマートドライブという車椅子に脱着可能な電動アシスト機能を購入したのは、この国際福祉機器展でアクセスインターナショナル社の展示ブースで実際に試乗したことがきっかけです。
日本1周の時には、坂道をぐいぐい上るスマートドライブのおかげで、1人でも楽しめる旅行ができたと思っております。両方の機器は高価ではあったものの、購入したことで今まで不可能だったことが可能になりました。明らかに未来が開けた感じがします。
素晴らしいアイテムが流通されているのかどうか
この国際福祉機器展を毎年開催している中で、やはり気になるのは素晴らしいアイテムがなかなか流通されていないことではないかと思います。それは高価であったり、流通販売網の整備不足であったり、いろいろと課題があるはずです。
素晴らしいアイテムであっても、気軽に、そして身近に触れたりできるものでなければ、なかなか流通しないものです。大型量販店などでも販売している身近なアイテムであってこそ展示だけではなく購入したいアイテムになると思っております。
なぜならば国際福祉機器展に行くことのできない人には、素晴らしいアイテムも残念ながら意外と知られていないようです。私の友人に聞いてもそんな素晴らしいアイテムがあるの?とよく言われます。素晴らしいアイテムが世の中でもっと気軽に使われるようになってほしいものです。
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