車椅子利用の大敵である「雨」を心のバリアフリーで対応

2018.08.11 (土)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

車椅子で利用するお客さまにとって、

外出するときの大敵は「雨」です。

 

さすがに一般の人のように車椅子に乗りながら、

傘をさすことができません。

 

そのため雨が降ると外出するのを

避ける人は多くなりがちですし、

もし雨でも利用するのであれば、

屋根などがついている屋内の駐車場がある

大型ショッピングモールなどに行かれてしまいます。

 

ではどうしたらいいのでしょうか?

 

ポイントは、雨の日でも

気軽にお店へお越しいただける状況を

作っていくことです。

マンパワーで備えれば逆に優しさが伝わる

でもうちのお店には、

屋根がないからクルマから車椅子に乗り移るときや、

お店までの間でズブ濡れになってしまうから、

どうにもならないと思っていらっしゃいませんか?

 

でもそのときこそ

マンパワーで対処すれば何とかなるものです。

 

車椅子を利用されるお客さまのために、

クルマが到着したら、

自店の駐車場に傘をさして迎えにいけばいいだけです。

 

それだけで、クルマから車椅子に乗り移る際、

雨に濡れることを防げます。

 

しかも従業員さんが行うその行為は、

とても親切な対応だと喜ばれるのは間違いありません。

 

そんな優しいオーナーや従業員のいるお店であったら、

車椅子利用のお客さまにとって、

今後も行きたくなるでしょう。

 

カギを握るのは、雨の降っていたときに

連絡をしていただければ、対応するということを

多くのお客さまに周知しなければならない点です。

 

誰にも知られていないのであれば、

せっかく準備をしていても、誰も依頼しないでしょう。

 

お店を利用された車椅子利用のお客さまに、

雨でも連絡していただければ対応しますとか、

ホームページにその旨を掲載するとか、

少しでも多くの人に知っていただくことです。

 

しかも一度サービスを利用していただければ、

次からは電話やメール等で

お客さまが連絡してくださるでしょう。

 

まさにリピーターにつながるわけです。

 

中にはこんな対応していたら、

忙しくてたまらないとおっしゃる方もいるでしょう。

 

でも1日に何人もの車椅子を利用される

お客さまが来るわけではありませんから、

お店のオペレーションに影響を

及ぼすようなことにはならないはずです。

店内に入ったところにマットを用意しておく

そして設置してあると助かるアイテムは「マット」です。

 

車椅子やベビーカーで来店されたときに、

できればタイヤをきれいに拭きたい

思うお客さまがいます。

 

特に雨の日やその翌日であったりすると、

タイヤがどうしても

汚れている状態での入店になるでしょう。

 

またタイヤは雨に濡れているとものすごく滑ります。

ハンドリム(タイヤを動かすための握るリング)を

握ってブレーキをかけても、

雨に濡れていると止まってくれません。

 

止まらないことで、

恐怖なシーンに出くわすこともよくあるでしょう。

 

そういったときにマットがあることで、

タイヤの水滴をとることが可能になります。

 

車椅子利用のお客さまにとっては、

とても安心できるのではないでしょうか?

雑巾なども用意しておくといい

また砂や泥の汚れもマットが

あれば対応可能になるでしょう。

 

きれいな店内を漕いでいたら、

自転車のようなタイヤ痕が店内についてしまうのは、

ユーザーの気持ちとしてはとても申し訳なく思います。

 

そしてマットだけでは対応できない場合には、

雑巾などが予め用意してあるのもおすすめです。

 

車椅子利用のお客さまご自身、

もしくは一緒に同行された方が

前輪・後輪を雑巾で拭きたくなることも想定できます。

 

そのときに雑巾があると

とても便利だと思われるにちがいありません。

 

そういったかゆいところにも

手が届くような接客応対ができるようになることで、

他のお店にはない

「あなたのお店だから来店される」ことに

つながることでしょう。

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