車椅子ユーザーとなっても仕事で「この人ありき」と思われること
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。企業に入社しても、ハンディキャップがあることで「昇格できない」「給与アップができない」と思っている方が多いと思います。実際に車椅子ユーザーとして、私もその点についてどうしたらいいのか悩みました。定年退職するまで平社員のままではないかと悩んだりもしました。でも可能性はゼロではありません。ではどうやったらその悩みを解決することができるのでしょうか?
障害者になったことで健常者の時とは仕事は違う
私が入社した時は、健常者でした。その後1年半経過したときに交通事故に遭い、それから1年3ヶ月のリハビリテーションを経て、所属した企業に無事復帰することができました。しかし職種は、健常者の時と全く違います。健常者の時は青果売場担当でしたが、障害者となってからは総務・テナント担当に配属されました。この業務は私にとって全く経験のないものでした。
ただ病院に入院している時期に日本語ワープロのキーボード入力を毎日やっていたこともあり、10分間で1000字くらいの入力をできる状態になっていました。キーボード入力は、とにかく訓練をすれば速くなります。もし興味がわかなければ、タイピングソフトなどを使ってやるのもおすすめです。
そして後方スタッフになるとやらなければならないのは電話応対です。外部からの電話を真っ先に取る仕事もやっていました。最低でも電話コール3回以内に受話器を取ることが大事なポイントです。お客さまをお待たせしないことを念頭に仕事をしておりました。しかも応酬話法については、身体にしみこむまで何度も繰り返しました。とにかく型を身に着けることです。
その他は、仕事するために必要なノウハウ本などを何冊も読みました。大事なことは、自分の出来る領域のものについては、最大限の努力とアピールをすることだと思っています。つまり残存機能を最大限に活かすことで、ハンディキャップがあっても強みになるはずです。はじめは苦手な事でも、何度も繰り返しやっていくことで他の人以上のパフォーマンスがでるものです。
諦めた時点で終わる。だからこそ諦めない!
だからこそ諦めたら終わりです。もちろんハンディキャップがあることで冒頭に申したように不利な状態になることは多いものです。でも出来る業務でどれだけ巻き返して頑張ろうとする気持ちだけは失わないことです。常にどうやったら出世ができるのだろうか?昇給できるのだろうか?考えることが、思いを実現させることにつながるはずです。
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。そして昇格をしたら今度はリーダーシップをどう展開していくかなど次なる課題が待っています。その都度、自分の出来る業務の中でパフォーマンスを発揮していくことで相対評価でも戦えるようになると思います。
私のモットーは「ピンチはチャンスと捉える」ことです。私も何度となく不利な状況になりましたし、人事面で差別も受けたことがあります。もう絶対に出世とは無縁だと思ったことは何度もありました。でも一生懸命やっていれば、誰かが分かってくれるはずです。味方は必ずいます!そのためにも常に真剣に挑んでいくことで結果につながるはずです。
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