障害者雇用には面倒見のいい上司の存在が欠かせない

2018.11.26 (月)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

現在において障害者を採用している、

もしくは採用を考えている場合、

社内の職場環境を創ることが

大きな課題になってくるでしょう。

 

そのためには、チームのメンバーとの

コミュニケーションがどうしても欠かせません。

 

そこでキーパーソンとなるのが、

チームビルディングのしっかりできるような

上司を充てることです。

 

つまり面倒見のいい上司だからこそ、

チームメンバーとも

うまくやっていけるようになります。

 

障害者以外の新入社員に対しても同様です。

面倒見のいい上司を充てること

私の経験ではありますが、

私は交通事故に遭い、1年のリハビリを終えて、

復帰した事業所は

以前働いていた事業所ではありませんでした。

 

そのため復帰先の事業所では、

本来予定していない従業員1名分を

受け入れることになったことで、

人件費は社員1名分が増えて、

まわりからは余剰人員になったと

思われるかもしれない

という不安がありました。

 

しかも復帰先の事業所は、

新店としてオープンして1年が経った状況で、

新店の売上予算をクリアできずに、

経費だけが大幅にかかってしまっている

厳しい状況下に置かれたお店でした。

 

そんな状況でしたので、

余計に不安を感じていました。

 

「歓迎されなかったらどうしよう」とか、

「邪魔になるのではないか」とか…。

 

ところが上司になった人は、

ものすごく仕事には厳しかったものの、

とても熱心に指導してくれた人で、

まさに面倒見のいい女性の上司でした。

 

おかげさまで短い期間で

私は職場環境に慣れることができましたし、

少しでも上司の思いに応えたい

という気持ちも強かったので、

必死に頑張っていたのを覚えています。

 

そのおかげもあり、

指導していただいたことを記載したノートは、

2年間で10冊にもわたるほどになりました。

 

本当に感謝しております。

ダメな上司にあたるといい部分が消されてしまう

もし面倒見の悪い上司に当たってしまったら、

その後どうなっていたのかと思うとゾッとします。

 

「なぜあんな車椅子の社員が

うちのチームにいなければならないの?」

なんて陰口をたたかれていたかもしれません。

 

つまり、チームビルディングができて、

面倒見のいい上司とそうでない上司だと、

特に障害者などの受け入れの際には、

職場環境だけでなく、

将来においても大きくマイナスになるでしょう。

 

これは一般の新入社員においても、

ダメな上司にあたると、

1年後・3年後には以前活き活きしていた

新入社員がダメな状態になっていくのを

よく見ました。

 

「あんなにモチベーションが高かったのに…」

といった具合です。

 

だからこそ上司の選定には

十分注意が必要になると思っております。

 

人材不足の世の中であれば、

活躍できる人材に育ったほうが企業にとっても、

大きくプラスになっていくでしょう。

 

しかも障害者雇用における観点から、

法定雇用率に満たしているかどうかだけが

企業内でクローズアップされていますが、

人材活用を考えた育成などに

もっと焦点を向けて行くことで、

障害者を採用しても活躍できる

人材になるといった状況に

なっていくことを願っております。

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