車椅子のバリアフリー対応こそが選ばれていく時代
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子ユーザーで有名な方と言ったら、車椅子プロテニスプレーヤーの国枝慎吾さん・元衆議院議員の八代英太さんなどがいらっしゃいますが、何といっても一番有名なのは乙武洋匡さんですよね。
乙武さんが社会における障害者の立場を発信したパイオニア
今ではスキャンダルでマスコミのバッシングを受けた乙武さんですが、乙武さんの登場こそが、障害者社会を変えたとも言われております。乙武さんが数年前に著書「五体不満足」を発刊させたことで、車椅子利用者に対する考え方などが、かなり変わってきたと思います。
乙武さん効果があったせいか、現在では一般の公立小学校や中学校でも障害者を受け入れる風土にもなってきたと聞いております。そうなると、学年に1人・2人は車椅子を利用している生徒がいます。
修学旅行先はバリアフリー対応こそが選ばれる理由になる。
学校では修学旅行がある際に、車椅子の生徒が泊まれる宿泊先を検討することになります。今までとは違って、バリアフリールームのある宿泊施設を必要とします。 そうなると今まで利用していた宿泊施設では泊まれないという状態になるわけです。
もちろん、今まで利用していた宿泊施設に対して「バリアフリーでないからもう宿泊しません」とは誰も言わないでしょう。一般の生活においても、今まで通っていた美容院に対して、「別の美容院にしましたのでもう行きません」と言わないのと同じ状況です。それが学校の修学旅行の宿泊先選びにも起きる時代になってきています。
なぜ今までのお客さまが来なくなったかわからない現実
何が起こるかと言いますと、宿泊施設側は今まで来ていた団体のお客さまが急に減ってきたことに気づきますが、料理が不味くなったのか?それともサービスが悪くなったのか?と考えるでしょう。でも真の理由は「バリアフリーではない」からなのです。
残念ながら、上記によって廃業になった宿泊施設が多いことを知りました。今後は2020年の東京オリンピック・パラリンピックや高齢化社会に向けて、社会が動き出そうとしております。
宿泊施設だけでなく、他の施設においてもバリアフリーではないところは、お客さまの足が自然に遠のく可能性があります。今こそバリアフリー化・ユニバーサルデザイン化が必要なのです。
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