イメージだけで判断しない新しいバリアフリー商品の在り方

2019.07.17 (水)

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あなたの会社の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

車椅子ユーザーの私は年に数回、飛行機を利用した旅行を楽しんでいますが、その際にどのホテル・旅館に宿泊するかが悩むところです。

 

せっかくの旅行なので、たまにはビジネスホテルとは違って、おしゃれで高級なホテル・旅館に泊まってみたいと思うものです。

 

ところが「高級な宿泊施設=バリアフリー」というのがまだまだ少ないのが実態です。

 

高齢者・障害者であっても、所得の多い人をイメージはできますか。

 

そのためいろいろな見方をしてみることで、ビジネスにも大きく影響するでしょう。

実際に障害者のお金持ちも存在している

私は違いますが、障害者であってもお金持ちと言われるような方を知っています。

 

マンションをいくつも持っていたり、高級外車を乗っているような人もいます。

 

でもどうしても障害者へのイメージが定着していると、お金に困っているという人だけをターゲットにしてしまうかもしれません。

 

そういった意味から、障害者の場合はハイグレードの価格帯の商品が設けられていないことがよくあります。

 

そのため選択肢が少ないことに対する不満をよく聞くことがあります。

 

飛行機などは車椅子利用者でもファーストクラス・ビジネスクラスに乗ることは可能ですが、それ以外は車椅子利用者だったら限定的なものしかないことがよくあることです。

固定概念で決めつけないことがポイント

障害者だからこの商品と決めつけるのではなく、選択肢を増やせることでお金持ちの人、もしくはたまにはリッチな気分になりたい人に喜ばれるようになるでしょう。

 

その際の課題は、バリアフリーというより、ユニバーサルデザイン的な考え方です。

 

障害の有無に限らず利用できるくらいの設備を整えることで大きく変わるでしょう。

 

もちろん障害者とはいえ、人によっては症状が違うので難しい人がいるものの、この症状だったら利用できるといった選択肢こそがあってもいいのではないかと感じています。

 

だからこそ今後は障害者という括りで一律にすることよりも、選択肢を増やすことで、いろいろと選べるような仕組みが出てくると、バリアフリーの幅も広がっていくのではないでしょうか。

 

特に高齢者においては、高級な老人ホームを契約する人がいたり、豪華客船に乗船する人がいるように、いろいろなグレードを設定したものを販売していくことが喜ばれるのかもしれません。

選択肢が増えることは喜ばれるはず

大事なことは、障害者・バリアフリーなどのキーワードに対して、イメージを固定化させないことです。

 

あらゆる見方をもつことや、一般の人と同様な見方をできるようになると、ビジネスや日常生活においても役立つスキルになっていくにちがいありません。

 

ぜひこの機会に変えてみてはいかがでしょう。

 

きっと思いがけないアイディアが発見されるかもしれません。

 

 

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