車椅子ユーザーにとって「道の駅」の建設でトイレへの安心が増えた

2017.04.23 (日)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。以前から車椅子ユーザーにとって重要なバリアフリーポイントの1つは、多目的トイレ(身障者用トイレ)の有無であると伝えてきました。まだまだ設置数の少なさが目立っている中で、高速道路のサービスエリアなどの他に、よく利用するのが「道の駅」です。

2000年以降に次々に誕生した道の駅によってトイレへの安心ができた

今では話題のスポットまで成長した道の駅ですが、私が車椅子生活になった21年前には、まだ道の駅というものはほとんど存在しませんでした。当時は国道に隣接されている民間のドライブインという商業施設だけでした。

ドライブインは小中学校の遠足旅行の際に、観光バスが立ち寄ってお昼休憩をとったり、お土産品を購入したりするスポットでしたが、残念ながら多目的トイレの設置はほとんどありませんでした。

2000年頃から道の駅が建設されるようになってきて、身障者用駐車スペースと多目的トイレが設置されるようになりました。どの道の駅に行っても確実に設置されているので車椅子ユーザーにとってはとても安心です。

必ずしも目的地に行く際に高速道路のSA・PAがあるとは限らない

高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに身障者用駐車スペースと多目的トイレがあるのは助かっていますが、必ずしも自分の行く目的地周辺に高速道路網があるとは限りません。

もし道の駅がなかったら、高速道路を下りても目的地(多目的トイレ設置スポット)まではトイレに行くことができませんでした。そこで主要国道の中継地点に多目的トイレがあることが安心材料なんです。

但し道の駅は、首都圏の都心方面にはほとんどありません。特に南関東の都心寄りでは見かけたことがありません。そのため私は下記のような使い分けをしております。

路面店のレストラン・コンビニ・ガソリンスタンドに多目的トイレがほしい

首都圏に行く場合は、ショッピングモール・首都高速のパーキングエリア・目的地(多目的トイレ設置スポット)。地方に行く場合は、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア・道の駅・目的地(多目的トイレ設置スポット)を目安に移動しています。

残念ながら目的地に行く際にわざわざショッピングモールに立ち寄って、トイレに行くのは、効率面から考えると望ましくありません。できれば路面店のレストラン、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドあたりに多目的トイレが設置されていると、トイレによる不安がかなり軽減されると思っております。

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