辛いのか?楽なのか?初めての大腸内視鏡検査リポート
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近は久しぶりに胃カメラのある人間ドックを実施したものの、便潜血があったので思い切って大腸内視鏡検査にトライすることにしました。会社を開業してからではなかなか時間が厳しいのでもし悪いものがあれば一気に取り除きたいという気持ちでした。
病院の配慮があると車椅子ユーザーにはとても助かる
大腸内視鏡検査を受けたことのある人にとっては、想像がつくと思いますが、さすがに初めての私にとってはかなりドキドキしていました。車椅子ユーザーの私でもスムーズに受けることができるのだろうか考えていました。結局、病院側が車椅子ユーザーでもスムーズに受けられるような配慮をして下さいました。本当に感謝しております。
まず前日から食物繊維のある食べ物は控えます。前日の夜はおかゆと冷ややっこと具のない味噌汁だけとなりました。そして強力な液体の下剤を水に溶かして飲みます。これで翌朝は一気に下痢状態になります。でもここまでは大したことはありません。
当日の朝から薬を溶かして2リットルのドリンクを飲みます。この2リットルのドリンクを10~15分おきに180ML飲んでいき、2~3時間で2リットルを飲み干します。最終的に便が無色透明になるまで便を出し続けます。1リットルを飲んだあたりから飲んだ液体がそのまま排出されるような感じです。
身体の中が空っぽ状態にするまで便をする
汚い話ですが11回トイレで便をしました。自力では便意が分からないので、トイレに籠っていました。本来は病院のトイレを利用するらしいのですが、私が車椅子ユーザーということもあって、自宅で便を済ませてから病院に直行する形を取らせていただきました。これが本当に助かりました。
そしていざ14時~大腸内視鏡検査です。まさに緊張度はマックスになりました。胃カメラの時と同じように鎮静剤(麻酔のようなもの)を打って検査をする予定でしたが、私自身下半身は麻痺しているので鎮静剤を打っても変わらないと思い、鎮静剤なしで検査をすることに決めました。
自分の身体に合わせて鎮静剤を選択するといい
この点については、麻痺レベルによっても異なりますので、自分の身体に合わせて選んだらいいと思います。なぜなら検査時間が30分前後だったので、もし鎮静剤を打たないで苦しむのであれば打った方がいいと思います。もちろん始めから鎮静剤を予定していない病院においてはそのような選択をすることができません。
途中で横向きからあおむけになったり、うつぶせになったりするのがちょっと大変でした。あとは麻痺しているとしても、お腹が膨れてくるような微妙な感覚は感じました。お陰様で組織検査に回したものはあるものの、多分診断状況は良好と言われました。ホッとしています。
私が車椅子の立場で検査を受けたリポートをお伝えしました。大腸がんは日本人の死亡割合が高くなっています。欧米化してきている食生活が影響しているようです。毎年実施しなくてもぜひとも数年に1度はやっておいた方がいい検査ですのでおすすめします。ちなみにお腹が空っぽになったので体重が下がるはずと期待していたものの、全く下がっていませんでした。
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