車椅子で利用できるバリアフリーにはネット予約を可能にしたい

2017.10.11 (水)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近では旅行に行く際に旅行サイトにクリックするだけで、飛行機・レンタカー・宿泊施設などを予約することのできる時代になりました。その中でもどのサイトが一番格安なのかが分かる状況にまで変わってきております。ものすごく気軽に予約ができる中で、車椅子ユーザーが旅行に行く場合はどうなのでしょうか?

いくつかの条件が合致して旅行が成立する

車椅子ユーザーが旅行をする際は、かなりの時代遅れ状態が続いています。まずネット予約が可能かどうかという点ですが、飛行機・レンタカーはネット予約が可能です。しかし車椅子ユーザーが利用する際の申し送り事項が発生するために、予約完了後は必ず電話をしなければなりません。例えば、お手伝いが必要かどうかなど。

 

レンタカーについては、空港まで別途送迎が必要かどうか、取り外し式の手動運転装置をつけるかどうかを伝えておく方がいいと思います。なぜならレンタカー会社にとっては、車椅子利用者への対応方法など全く分かりません。そのためにも行った当日にトラブルに遭わないためにも、事前に電話連絡をすることをおすすめします。

宿泊施設のネット体制はかなり遅れている

この2つについてはネット予約ができる体制になっているものの、宿泊施設においては、まだ大半でネット予約ができないようになっております。もちろん旅行予約サイトに登録している宿泊施設もありますが、かなり少ない状況です。さらにホテルのFAQ(よくある質問)においてもバリアフリールームの有無ですら開示されていないのが実情です。

 

せめて2点だけでもあってほしいのが、「バリアフリールームの有無」「空室状況がわかること」です。この2点が分かれば、ホテル予約の際にとても役立ちます。バリアフリールームがなければ電話をすることもありませんし、もしバリアフリールームがあっても満室だったら電話することもありません。

 

そうなるだけでも電話予約の際のストレス軽減になります。さすがに片っ端から電話をして断られたら、旅行に行くのも嫌になってしまいます。インターネット予約が中心の時代に、電話をして断られるのは逆にストレスです。やはりバリアフリールームなどの宿泊施設であっても、インターネット予約ができるような時代になってほしいですね。

気軽に旅行を予約できる体制を望みたい

今まで言ったものがすべて合致した時に旅行が成立します。そうでなければ、目的地でトイレがダメ・駐車場がダメ・宿泊施設がダメとなり、楽しいはずの旅行が我慢しなければならない旅行に変わってしまうでしょう。。

 

そのためには、1回で全部がまとまって予約ができる制度、むしろそれが厳しいならば、すべてインターネット予約ができるシステムを導入してほしいものです。利用者がどうしても質問したいことがある場合は、メールでのやり取りでいいのではないのでしょうか?当事者の立場になって発想できるビジネスが、これからのバリアフリー化が進む社会の中では「選ばれる」はずです。

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