車椅子利用者が大阪の地下鉄を乗車するときのポイント
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。私は今回人生初の「日帰り大阪」をすることになりました。今回は全てクルマによる移動ではなく、クルマ・新幹線・地下鉄を合わせた移動で茨城から大阪までを往復しました。そこで今回のコラムでは大阪の地下鉄への乗車についてお伝えします。
スマホのアプリにある「乗換案内」通りにはいかない
今回の目的地に近い駅は、地下鉄中央線の堺筋本町駅。私は堺筋本町駅には行ったことがないので、事前にチェックしたのは、大阪メトロのホームページで乗換駅や目的地の駅の出口の場所を確認しました。
スマホのアプリにある「乗換案内」でいいんじゃないの?と思いがちですが、あくまでも「乗換案内」は健常者向けです。車椅子利用者やベビーカーを利用している方は使えない部分が多くあります。乗換駅などを調べるのはできますが、最短時間のルートを検索することはできません。
その理由は大きく2つあります。まず1つ目は、最短時間で表示される電車には乗ることができない点です。実際には駅員さんが到着駅に連絡したりしなければならないので、最短時間のルートに乗れるとは限りません。
運が良ければ次の電車に乗ることも可能ですが、そうならない場合が多々あります。ただ今回は駅員さん方のスムーズな対応で、全てにおいて次の電車に乗ることができました。駅員さんに感謝しております。
2つ目は最短乗換コースは階段やエスカレーターになっているので、車椅子では利用できない点です。どうしてもエレベーターを使わざるを得ません。エレベーターのある出口がどこにあるのかを確認しておかなければなりません。
必ず駅の乗換用のエレベーターと地上出口のエレベーターは要確認
実際に大阪メトロのホームページを見る限りでは、ほとんどの駅に乗換用のエレベーターや地上出口のエレベーターが設置されていました。但し地上出口においては、夕方あたりで閉鎖してしまうエレベーターがいくつも見られました。そのため事前に利用するエレベーターの時間帯を確認しておいた方がいいでしょう。
今回の場合は、新大阪駅から地下鉄御堂筋線で本町駅まで行き、本町駅で地下鉄中央線に乗り換えて堺筋本町駅に行きました。JR新大阪駅のホームに来てくれた駅員さんがそのまま地下鉄御堂筋線の新大阪駅まで案内してくれました。
地下鉄御堂筋線で本町駅に着いた時にも駅員さんがスタンバイしてくれて、地下鉄中央線の乗り場まで車椅子を押してくれました。この乗り換えはものすごく距離がありましたが、駅員さんが車椅子を押すスピードが速かったのはちょっと驚きです。
関西人のせっかちぶりが出ていましたが、やはり車椅子を押す場合の速度はゆっくり目の方がいいと思います。私は慣れていますが、一般の人だと怖さの方が大きいと思います。
公共交通機関の利用はある程度時間の余裕が必要
地下鉄中央線に乗り地下鉄堺筋本町駅に着いた時にも駅員さんがスタンバイしてくれて、改札出口まで車椅子を押してくれました。改札出口からはエレベーターの地上出口が分かるように案内図をいただき、無事到着することができました。
思った以上に大変ではなかったですね。でもラッシュ時などに乗るのは結構きついかもしれません。ある程度、時間に余裕を見て目的地に向かう方がいいと思います。
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