駐車場における身障者用駐車スペースを使用するための理由とは?

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。身障者用駐車スペースの大きさについて先日はご紹介しましたが、今回はそのスペースについてご紹介します。

身障者用駐車スペースの利用についてはマナーの問題が発生している

スペースの大きさは、横幅2.5Mと乗り降りするための1Mを合わせた3.5Mであるとお伝えしましたが、この身障者用駐車スペースにおいてはどうあるべきかはマナーの課題と合わせていろいろなご意見があると思います。

昨年の11月から1ヶ月かけて車に乗って日本1周を実施しました。ホテルについては事前にどの地域にバリアフリールームがあるのかどうかをリストアップしましたが、身障者用駐車スペースについては行き当たりばったりの対応でした。

もちろん訪れたスポットにすべて身障者用駐車スペースがあったわけではありません。でも都心と違って駐車場自体に余裕があったことなどからなんとかクリアすることができました。

カラーコーンを置くと自分で動かせない問題も

よくあるのが身障者用駐車スペースにカラーコーンを置いているケースです。一般の利用者がとめないようにすることはいいのかもしれませんが、肝心な障害者が使おうとした時にも使えないことになってしまいます。これも日本1周の時に何度もありました。

その際は目的地の会社に電話をして「お手数ですがカラーコーンを動かしていただけませんでしょうか?」と頼みました。そうすると係員の方が動かしていただきました。マナーの悪い日本だからこその措置だと思いますが、カラーコーンを置くことで不快感を示す障害者も多いと思います。

駐車場のマナー解消のために、ショッピングモールではリモコン式の身障者用駐車スペースを設置しております。身体障害者手帳を利用している人だけが登録できて、リモコンを借りることができます。こういった取り組みは素晴らしいですが、コストがかかりすぎる問題があります。

店の責任者時代はクレームとマナーの悪さの板挟み

私は店舗のクレーム責任者をやっていた時は、一般のお客さまからよく言われた言葉は「身障者用駐車スペースに一般の方がとめているので今すぐ何とかしなさい!」というクレームをたびたび受けました。

実際に駐車スペースに行って、当事者へ事情を説明しても、ご理解をいただけないことがしばしばでした。「何でとめちゃいけないの?誰もとめていないからとめただけで、今は障害者の方がいないのだから構わないんじゃない?」という言い分でした。

しかし、障害者側からすると一般の方がとめていたら、自分がそのお店に来てもとめることができないという状況なんです。しかもとめた人が店内にいたら駐車場を譲っていただくことすら出来ないんです。マナーを守らない人には残念ながらそんな道理は全く通用しないのが実情です。

今後は見えない障害に対しての理解が必要

但し、気になるのは「見えない障害」をお持ちの方の場合についてです。義足をつけている方や腎臓の障害をお持ちの方の場合などは、パッと見てこの人は障害者なのか分からないケースです。

こういったときに「あの人は障害者じゃないのになぜとめているの?」と思われるのはひじょうにかわいそうです。今後は、そういった部分も理解していかなければならないと思っております。