車椅子利用者が外出したときに感じる飲食店のバリアとは?

2017.04.30 (日)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。先日は都内でセミナーなどがあり、気が付いたら、夜の21時で何か食事をしてから帰ろうと思いました。駐車場から会場までの距離が500M 以上離れており、数多くの飲食店がありました。車椅子ユーザーの私の視点から入りたくなるかならないかをお伝えします。

段差はパッと見て入れないと思ってしまうもの

段差の高いレストランは、パッと見て入る気がしません。さすがに10cm以上の段差を自力で上るのは、私にとって自信がないので入る気がしないのです。無理をして上ろうとすれば、後ろへ転倒する危険もあります。

通りがかりの人に頼めばいいのでは?と思うかもしれません。どうしてもその施設に入らねばならない場合は、お願いする形をとりますが、どうしてもと思わない場合は、わざわざお願いすることはないです。ここは遠慮してしまうと思います。

ここでの「どうしても」というのは、お腹が空いたからどうしても食べたいというレベルではありません。雑誌やネットで有名になって一度はこのお店で食べてみたいと思って、わざわざ遠くから目的のお店に行った場合は「どうしても」だと思います。そういったレベルです。

店内を見て狭いとかスペースの問題があると諦めてしまう

またラーメン店や牛丼チェーン店のような固定式の椅子がほとんどのお店に対しても、入れる席を探さねばならないと思うと、面倒臭いという気持ちが先にたってしまい遠慮してしまいがちです。

店員さんの人数が少ないこともあり、店内はセルフサービスの可能性もあります。お水を自分で運んでくるスペースが確保されていなかったりすると、食事をしても満足がしないという気持ちが先にたってしまいます。

以前、大手牛丼チェーンの役員クラスの方とお話をしたことがあり、現状の店舗の対応事情を伺ったことがあります。車椅子を利用しているお客さまにもお越しいただきたいと思ってはいるものの、店舗の従業員への教育を考えるとお客さまに合わせた接客応対は難しいとの事でした。

そういった点を踏まえると、段差がある・固定席になっている・店内が狭いという部分は、車椅子ユーザーにとってはバリアになってしまうので「選ばれない」お店になってしまいます。段差については、せいぜい3cm以内でなければ利用しがたいお店になると思います。

ちょっとした工夫であれば経費をかけずになんとかなるもの

長居をしないお店であっても上記のようなバリアがあると、車椅子ユーザーには選ばれないお店になってしまいます。多目的トイレなどを設置すれば、改装費用も高額になりますが、固定席を1つ分変えたり、テーブルを変えたり、入口に段差をつけずに簡易スロープをつけたりすることはさほど経費が掛からないと思います。

そういった工夫から始めていくことが必要です。あとは車椅子のお客さまに合わせた接客応対ができれば、バリアが解消されていくと思います。最近は高齢化社会に伴い、車椅子を利用している人を街中でよく見かけます。

日本全体で5%くらいの方かもしれませんが、5%の取りこぼしは飲食店においても大きいと思われます。そうであれば今の時代だからこそ、店舗のバリアフリー化に努めていただけると車椅子ユーザーにとってもありがたく感じると思います。

 

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