自然にサポートできる心のバリアフリーを身につけるには?
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あなたのお店の『バリア解消』請負人
バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。
私は車椅子ユーザーですが、
都内などを車椅子で移動していると
わずか1段の段差であっても
入りにくい場所って意外とあるんです。
そんなときには、辺りを通りかかった方々に
サポートをお願いしても
段差を持ち上げる際に
意外とスムーズにいかないことも・・・
それだけ車椅子利用者への
サポートをすることは、
慣れていないことではないでしょうか?
でも小売店・飲食店などの商業施設で
働いていらっしゃる場合には、
車椅子利用のお客さまが今後ますます
いらっしゃることが予測されます。
そういったときに、
すぐにサポートすることができるかどうかは
お店にとって
重要なポイントになってくるでしょう。
一瞬で判断できることが求められる
そういったシーンにおいて
スムーズにサポートすることが
できるかどうかは
ノウハウをもっているかによって
対応の仕方が変わってきます。
ではどうしたらいいのでしょうか?
お店で貸し出している車椅子に、
「自分たちだけで試乗してみれば?」
と考えませんでしたか?
もちろんその行動は、
車椅子利用のお客さまの気持ちを知るためには
プラスになることかもしれません。
でもそこには落とし穴があるんです。
日頃から車椅子を利用している人が
不在の中で、試乗をしても、
当事者不在では
分からないことが多くあるんです。
なぜなら車椅子に乗り慣れていない人が
いざ乗ってみると、
意外と使いにくかったり、
力が必要だったりします。
そうなると、
「車椅子に乗っている人って大変なんだな…」
と勝手なイメージをもってしまうんです。
でもこれは大きな間違いなんです。
普段から車椅子を利用している人は、
ある程度乗り慣れていることもあり、
はじめて車椅子に試乗する一般の方々に比べて、
テクニックが違いますし、コツも知っています。
そのため、普段乗っている人の解説を聞くことが
正しい理解につながるでしょう。
スキルをつける方法は?
そこで何をすればいいのでしょうか?
先ほど述べたように、試乗なども通して
車椅子利用者とともに
体験してみるのも方法の1つです。
その他の方法としては、
外部のセミナーを受講するのも一つの方法です。
●代表的なセミナー
→日本ユニバーサルマナー協会
→公益財団法人日本ケアフィット共育機構
などのセミナーは、きっかけを作りたい人にとって
スキルをつけるには最適なものです。
私が以前在籍していた企業においても、
上記の検定などを受講していました。
小売店・飲食店などの商業施設で
働いていらっしゃる方々には
ぜひ知っておくことをおすすめします。
これからは超高齢化社会の時代です。
今こそ学んでおくと
スキルをつけておくことで、
とっさにサポートしなければならないときに
大いに役立つでしょう。
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