接客・応対におけるバリアフリーは瞬時にできるかどうか

2018.11.17 (土)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

あなたのお店に

車椅子利用のお客さまがいらっしゃいました。

 

もしあなただったら

どのように対応しますか?

 

考えている時間はありません。

 

瞬時に判断できることが求められます。

 

何をしたらいいのか

すぐ思いついたあなたは、

どのような人がいらっしゃっても、

上手に対応することができるでしょう。

 

でもそうでないとしたら、

まずはノウハウを身に着けることが

必要となるでしょう。

既成概念を払拭することが第1ステップ

車椅子に乗っているから

「何とかしなくちゃ!」と思って、

過剰な対応をしたら、

ものすごく嫌がられてしまうかもしれません。

 

車椅子利用だから

特別な存在、かわいそうな人などと

イメージしてしまうのは、

既成概念が残ってしまっており、

時代おくれでもあります。

 

ではどうしたらいいのでしょうか?

 

それは一般のお客さまと同じように、

対応することです。

 

それでは何が違うのと思いますよね?

 

それは車椅子利用のお客さまに対して

喜んでいただけるかもしれないと

思われるポイントに対して、

いかに気がつくことができるか

大きなカギを握るでしょう。

 

先日、利用したカフェにおいて

若い男性店員の方の対応をご紹介します。

 

お店の入口は厚い引き戸になっているので

車椅子では開けにくい点がありました。

 

入るときは私が突然訪れたので、

厚くて重い引き戸は私自身で開けました。

 

レジで商品の注文したら、

お会計のテーブルが高いと判断して、

前へ出てきてくれました。

 

そして

「できあがりましたら、お運びします」

「どちらへお座りになりますか?」

と案内して、

備え付けのイスを動かしてくれました。

 

 

また帰り際には、私が出口のほうに向かったら、

出口の前でスタンバイしていました。

 

厚くて重い引き戸を開けてくれて、

「ありがとうございました。

またお越しください!」

とおっしゃってくれました。

 

「そんなこと、誰にだってできるよ」

と思うかもしれません。

 

でも瞬時に判断できる人はあまりいないんです。

 

結局、茫然と立ち尽くしているようなことが

ほとんどの人です。

2つの点で接客・応対は変わってくる

この違いは、

1つは「慣れているかどうか」、

2つは「お客さまのニーズを知っているか」

という点です。

 

1つ目の慣れについては、

ノウハウを覚えたところで

すぐに対応できるかどうかは分かりません。

 

でも意識して対応していくことで、

少しずつ身につけて行くことができるでしょう。

 

2つ目の二―ズについては、

ノウハウを覚えていないと

何も分からないままです。

 

接客・応対について人気店になるためには、

どうやったら喜んでいただけるのかを

日頃から常に考えていることです。

 

それができるようになると、

お客さまは

「あの店員さんがいるからまた行きたい」

と思うようになるんです。

 

私がこのお店を

何度も利用している理由は

他のお店に比べて安心できるからです。

 

そういった点が繁盛店になる

秘訣だと思っております。

 

これからは超高齢化社会ですので、

車椅子利用のお客さまは

間違いなく増えていくでしょう。

 

そのときにどう対応できるかは、

絶対に知っておいたほうがいい

ノウハウであることはまちがいありません。

 

ぜひともスムーズに対応できて、

他店以上に人気のある

お店になることを願っています。

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