悪代官とつるむ越後屋から学ぶコミュニケーションのバリア解消ノウハウ

2019.05.22 (水)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

職場の中で課題になるのが、

「コミュニケーションのバリア」

ではないでしょうか?

 

でもこのコミュニケーションは、

感謝の気持ちととともに、

モノというツールを使うことで

意外と良好になる場合があります。

 

それはいったいどういうことなのか

ご説明します。

越後屋のようにモノを活かすのもコミュニケーションのコツ

水戸黄門をはじめ時代劇に出てくる

悪代官と越後屋(桔梗屋など)の関係って、

ものすごく悪いですよね。

 

仮に越後屋としますが、

この越後屋が悪代官に

賄賂を渡したりする光景をよく見ますよね。

 

代官からは「お主、悪よの~」なんて

言われたりしていますが…。(笑)

 

でも上司と部下との関係を保つときに、

賄賂ではありませんが、

お土産などを用意することは

あるのではないでしょうか?

 

こういったモノをうまくつかうことも、

職場のコミュニケーションを

よくしていく上で

必要なツールになったりするでしょう。

 

それは上司や部下の

あなたのことが大事だから、

お土産を用意したんですと

感じていただくために

必要なものであるとも言えます。

 

こういったことができる人、

できない人によって、

職場内での差が出てしまうんです。

感謝・ねぎらいを言えないリーダーは資格なし

それを事例にして考えてみます。

 

チームリーダーとして

仕事をしていく際に大切なことは、

チームのメンバーを

気に掛けることだと思っています。

 

ところがそれができない人を

よくみてきました。

 

次のようなことはありませんか?

 

自分がリーダーAさんに

なったつもりで考えてみてください。

 

リーダーAさんが働いている職場は

年中無休のお店です。

 

スーパーのようなものを

イメージしてみてください。

 

小売業なので、繁忙期に

長期の休みをとることができません。

 

そのためにAさんは、お客さまの閑散期に

7日連続で長期休暇を取ることにしました。

 

自分がいない間は、

リーダー代行社員のBさん、

そしてその部下の社員のCさん、

さらにパートタイマーさん5人が

チームには在籍しています。

 

もちろんAさんが休んでいる間において、

すべての日程でBさんが

出勤するわけにはいきません。

 

そのためBさんもAさんが

不在の間に休日を設定し、

その場合はCさんがリーダーの代行をして

対応することにしました。

 

でもCさんはまだまだ仕事を

覚えたばかりなので、

あまりうまくできません。

 

でもCさんは自分なりに

一生懸命仕事をしたつもりでした。

 

そして7日間が経過し、

8日目にリーダーAさんが戻ってきました。

 

自分が不在だったこともあり、

売場の出来はあまり芳しくありません。

 

もしあなたが

リーダーのAさんだったらどうしますか?

 

Aさんはリーダー代行Bさんを呼び出し、

怒鳴りつける。

 

そしてなぜこのようになったのかを

Bさんに逐一説明させる。

 

そしてCさん及び、

出勤しているパートタイマーさんを怒鳴る。

 

「なぜ私のいない間にこのような

だらしのない売場になってしまったんだ。

反省しなさい!」

 

これは最悪です。

 

しかもねぎらいなんて一切ありませんし、

お土産などもありません。

 

でもなぜかこのような人がいるんです。

 

もしうまくいっていなくても、

せっかく自分の不在だった期間について、

感謝の気持ちを

部下のメンバーに伝えておくことで、

その後のチームの運営が

かなりしやすくなると思います。

 

そのうえで、課題として

できていないことを

OJTなどで教育していけばいいはずです。

 

残念ながら、

こういったリーダーがチームにいると、

その後も職場の雰囲気は

よくなる気配がありません。

 

しかもチームのメンバーが

リーダーに対して委縮するばかりではなく、

リーダー自身が悩んでいたりするものです。

 

自分がいくら言っても

メンバーは真剣に取り組んでくれないし

頑張ろうとしないと不満を

抱えていたりします。

 

これではいつまで経っても

バリアは解消できないでしょう。

自分事としてとらえることができるかどうか

やはり大事なポイントは、

すべて自分事として

捉えることではないかと思っています。

 

自分がリーダーであれば、

きちんと引継ぎをしなかった、

足りなかったのではないかと

思えるかどうかです。

 

相手に矛先を向けてはうまくいかないんです。

 

そして自分が不在だった期間において、

出来はともかく、

頑張ってくれたBさん以下の

メンバーに対して感謝があるかどうかが

大事なポイントではないかと思います。

 

そのためにも一番分かりやすいのが、

お土産です。

 

モノがあることによって、

その場が和むんです。

 

言葉で「私の不在の間ありがとう!」

と伝えるのはもちろんですが、

モノがあることによって、

感謝の思いが伝わるようになると思います。

 

つまり感謝とモノというツールが、

職場の雰囲気を

より一層素晴らしい状況に変えてくれます。

 

また上司に対しても、

お土産などを用意しておくと、

もっと関係性が高まると思います。

たった数千円で場が和むのであれば安い買い物

私も長期休暇を取得したときには、

上司、チームメンバー、

そして下請けの企業(設備・警備・清掃担当)

の方々にも、

必ずお土産をお渡ししていました。

 

もしかしたら、

自分の感謝の気持ちを伝えようとしても、

その日に出勤していない人には

伝わらないかもしれませんし、

自分以外の人たちが頑張っているから

自分を生かしてくれていると思っていました。

 

だからお土産というツールが必要でした。

 

中にはお土産を購入するのがもったいないと

思ってしまう人がいると思いますが

ほんの数千円で場が和むのであれば、

決して高い買い物ではないでしょう。

 

相手を思う気持ちが伝わることが

リーダーとしてうまくいくための

ポイントなので、

ちょっとしたモノで感謝を

伝えてみてはいかがでしょうか?

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