人を動かすはじめの一歩は想いを伝えるとともに戦略で乗り切る

2019.05.29 (水)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

従業員のモチベーションを変えたいと思って、

セミナーを実施すれば、

終わった後は「やってよかったね」

と口をそろえて実感が湧いてくることが

多いでしょう。

 

でもセミナーを計画して実行に移すことは、

すごい労力が要ることです。

 

なぜならセミナーを開催したいと思っても、

従業員の反発を受けることが多いからです。

 

その反発に主催者側はじっと耐えてこそ、

セミナーが成立することが多いからです。

 

ではどういった点が

ポイントになるかをご説明します。

反発に負けては進めない!

私も店舗改革の事務局リーダーをしたときは、

かなりの反発を受けました。

 

最終的には

モチベーションの高い店舗になりましたが、

セミナーを開催したときは、

下記のことを言われたくらいです。

 

「セミナーをやっている時間の余裕はない」

「忙しいのに何がセミナーだ」

「(パートタイマーさんからは)まずは

ダメな社員を何とかしたらどうなの?」

 

などと言いたい放題の声を

受けなければなりませんでした。

 

戦略は、多くの味方を増やしていくかです。

 

受講する前は、

誰もがセミナーの良さは分かりません。

 

正直言えば、事務局を任命されたときは、

私自身がセミナーを

受けたことがなかったので、

とても半信半疑な状態でした。

 

そのためには自分がまずセミナーを

実際に受けたいと思って、

似たようなセミナーをやっていた

東京にある店舗に無理を言って

参加させていただきました。

 

私以外にも2・3人が

参加することになりました。

 

次にここからどのように

戦略を立てていくか?

参加していない人は感動が伝わらない

店舗全体では220名が在籍していました。

 

ものすごい人数です。

 

さらに店舗には休業日がありません。

 

そのため1度に

全員に参加してもらうことはできません。

 

連続2日間(拘束時間は、1日あたり8時間)

×5回開催に分けて、

1回目の参加者は各チームの中でも

モチベーションの高い人や

チームのキーパーソンとなる人に、

参加していただきました。

 

その方々が1回目に参加していただくことで、

高評価がつけば、

2回目以降へのインフルエンサーになると

考えていました。

 

そうして5分の1の人が参加し、

5分の2が参加していくことで、

徐々にインフルエンサーとなる人が

増えていきました。

 

はじめはかなり不満を漏らして、

絶対に参加したくないと話していた人も、

多くの方々が「参加してよかった」

という声が出てくると、

自然に参加せざるを得なくなる状況に

変わっていきました。

 

なぜなら参加しないと、

自分だけ仲間外れになってしまう考えが

よぎってくるものです。

 

結局、ほぼ220名全員の参加を

実施することができました。

 

しかも通常は、朝の2時間しか

勤務しない人でも、

店舗を良くしていくために

協力してほしいと頼み込んで、

何とか参加してくださったことなども

大きな成功要因です。

どうやって全員参加を求めていくか

大事なポイントは、

どうやって参加してもらうかを

考えることです。

 

しかもできるだけ全員に

参加してもらうことです。

 

なぜなら参加できなかった人は、

実体験していないので、

その後の活動をする際に

チームワークの輪に入れないだけではなく

チームの運営にも

支障になってしまうかもしれません。

 

だからといって、

無理やり連れていくのは難しいので、

まずはモチベーションの高い人を

狙っていくのがいいでしょう。

 

最終的にはボトムアップで

いろいろとできればいいのですが、

はじめの切り出しだけは

トップダウンで進める必要があります。

 

いかに参加しやすい雰囲気を出していき、

ボロクソに文句を言われても

笑いながら「きっと素敵なことがあるよ」

と今後の効果をきちんとお伝えしていく

必要があります。

 

なぜなら人はメリットがないと感じたら、

なかなか動いてはくれないものです。

 

逆にメリットがあると思えば、

ぜひ手に入れたいと思うからです。

 

そういった心理状況を

うまくコントロールしていくことで

店舗改革が進んでいくでしょう。

 

ぜひ従業員のモチベーションが

バリアとなっているのであれば

戦略を立てて

セミナーなどを開催してみては

いかがでしょう。

 

きっと受講した従業員の気持ちが

仕事に反映するかもしれません。

 

何かを変えたいと思うのであれば

計画を立ててみることから

はじめてみてください。

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