職場における部下との面談実施のポイントとは?
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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。
真のバリアフリーを
確立するために行うことは、
設備だけでなく、
お客さま満足、
従業員満足が必要になります。
そこで従業員満足を高めるには、
従業員のモチベーションを
どうやってあげていくのかが
大きな課題になります。
その課題を解決していくのに
コミュニケーションになりますが、
必要なツールの1つは面談です。
私はサラリーマン時代は採用面接や
店舗閉鎖のときの進路相談など
延べ1000人以上の面談を行ってきました。
その経験をもとに
どういった点に気をつけると
質の高い面談ができるかを
お伝えします。
でも質問の仕方によっては、
あまり意味のないような
面談をしてしまうリーダーを
よく見かけます。
せっかくの従業員面談であれば
その機会を十分活かしたいものです。
面談の場は部下との距離を縮める絶好の機会
よくある従業員との面談において、
テキパキと急いで実施しているリーダーを
よく見かけることがあります。
たくさんの部下との面談を
1人1人こなしていくためには、
決められた時間内に
済ませなければならないという
心理が働くのでしょう。
そのため病院の診察室のように、
「ハイ次の方」というように
やっている人がいます。
そしてものの10分程度が経過したら
従業員が部屋から退室していき、
また別の従業員が
入室していくような光景があります。
いくらチームのメンバーが多いので、
忙しいからといってスピードを
追求したい気持ちは分かりますが、
面談を受ける側からすると、
年に数回しかない上司との面談を
大切に考えているにちがいありません。
この機会に普段あまり話すことのできない
上司へ自分の困りごとを
きちんと伝えようと決意している人も
いることでしょう。
そのためこういった面談の場は、
日頃ゆっくりと話すことのできない
部下の方々との距離を縮める
絶好の機会でもあります。
距離を縮めるということは、
仕事内におけるコミュニケーションを
取りやすくなることにつながります。
いかにできるだけチーム内の
職場環境を高めていくことが、
上司の腕の見せどころになります。
だからこそ限られた面談の時間の中で、
面談を受ける人側の気持ちを
いかにつかんで気持ちよく
話してもらうことがポイントになると
思っております。
あえて私は忙しいというそぶりを
リーダーは一切見せないことです。
むしろあなたとじっくり話したいから
この場にいることと思わせることです。
単にYES・NOだけの確認をするだけでは意味がない
そして面談に対する質問の仕方ですが、
面談を受ける側は質問を聞かれても
「特にありません」と回答しがちです。
そのためにはできるだけ
「YES・NO」で回答するような質問は
少なくすることです。
例えば「仕事は楽しいですか?→YES」
YES・NOでは相手の真意が
確かめられないでしょう。
だからといって、
マスコミの記者のように、
「なぜそう思いますか?」
「どうしたら改善できますか?」と
ドンドン深堀して相手の回答を
求めるような形も望ましくありません。
私は相手の自主性を引き出すために、
根掘り葉掘り聞いていったら
ドン引きされた経験があります。
やはりぐいぐい攻め込まれて
いるような感じがするのでしょう。
相手の言葉に共感しながらうなずいたり表情をかえること
具体的な質問をして
相手の回答を引き出しながら、
相手の言葉に共感して
進めていくといいでしょう。
できるだけうなずいたり、
表情を変えたりすることで
相手はこの人は私の事を
聞いてくれていると思われることが
大事なポイントではないでしょうか?
そうすることで、
相手が活き活きと自分の想いを
伝えやすくなるでしょう。
なぜなら相手は上司に当たるので
状況によっては話しにくいと
思われているかもしれません。
普段あまりコミュニケーションを
とっていないのであれば
なおさらです。
そのためにもこういった機会を
うまく使って、
部下の本音を
聴いてあげることも必要です。
もしかしたら言いたくても
言い出せなかった声も
聴くことができるかもしれません。
中には聴いてしまったら
わがままばかりが乱立するのではないかと
考える人もいるでしょう。
でも言葉に出さないで不満ばかりが
たまっている職場では
部下のパフォーマンスを発揮させることは
難しいものです。
そういった意味では、
部下の気持ちをきちんと聴いてあげて
その場で回答を出せないものは
後日お応えする形にします。
あと注意点は、
面談は1対1で行うのは
なるべく避けることをおすすめします。
1対1で行ったことにより、
言った言わないのトラブルになることが
よくあるからです。
そのため2対1での面談が
ふさわしいでしょう。
もし3対1で行う場合は、
1名は一切話さないで書記に徹することです。
これが面談方法ポイントになると思います。
いかに職場内のコミュニケーションを
アップさせていくことが、
自分のスキルアップだけでなく、
会社へ貢献できる
ポイントになるのではないかと
思っております。
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