従業員の問題解決力を上げて更なるバリアフリーを目指す
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あなたのお店の『バリア解消』請負人
バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。
お店の従業員のモチベーションを
上げたいと思っている
経営者の皆さま、リーダーの皆さまは、
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
でも従業員はなかなかやる気を出してくれない、
新しいことに挑戦したくない、
ミーティングをしても面倒臭いなど
ネガティブな気持ちばかりで、
どうにもならないとお困りでは?
もちろん何かを仕掛けて、
すぐに効果が現れるような特効薬はありませんが、
ちょっとしたことで少しずつ
盛り上げるようなことができると思っております。
バリアフリーは設備だけ充実すればいいと思っていませんか?
私の取り組んでいるバリアフリーにおいても、
いくら設備の充実がされていても、
従業員が一丸となって
車椅子利用のお客さまをはじめとして、
いろいろなお客さまに
喜んでもらいたいと考えて行動しなければ
せっかくの設備の充実も全く意味を成しません。
私は全国各地のお店を見てきて、
設備だけが充実しているお店が、
お客さま対応の充実ができていないために、
パッとしないお店がよくありました。
そのためには「お客さま満足」のお店にするために、
従業員がモチベーションをもって仕事に取り組んで、
やりがいを感じること、
つまり「従業員が満足していること」
それが「お客さま満足」につながります。
そして優しい従業員がたくさんいるからこそ、
「あのお店にもまた来店したい」と思われる
真のバリアフリーが成立すると思っています。
大人しい従業員の意見も大切にする
それでは従業員が活き活きとした
職場づくりにはどうしたらいいのか?
人は自尊心があるので、
自分は大切な存在でありたいと思っています。
まずはメンバーそれぞれの思いを聞いたり、
話し合ったりする場が必要となるでしょう。
そこには普段のミーティングとは違って、
お菓子や飲み物を用意したりして、
気軽にホンネを話せるような場にしたいものです。
そこで具体的なテーマをもとに、
メンバーの活発な意見を出せる風土を出すことです。
例えば、バリアフリーであれば、
どうしたら車椅子利用のお客さまにとって
気軽にお越しいただけるようなお店にするか?
のテーマでもいいでしょう。
自店を利用されたときに、
どんなことが「バリア」になってしまうのかなどを
素人目でもいいから
どんどん挙げていくのがいいでしょう。
大事なのは
ブレインストーミングで進めていくことですので、
決して反論などをしないようにしたいものです。
また発言を言いやすい従業員だけに
偏る傾向もあるので、
普段発言をしにくい大人しい人にも
意見を出して頂くためにも、
各自フセンに書いてもらって発表する形をとれば、
誰もが意見をいいやすくなるにちがいありません。
続けることで従業員の問題解決力はアップできる
そして話し合った内容をもとに、
いつまでに何を実行するのかを模造紙などに
書いて発表するような形がいいでしょう。
しかもそれはきちんと書いてあることにより、
実施することの約束にもなります。
その後、実施した内容を、
そのまま放置することは絶対にしないで、
毎月コンスタントに
進捗状況の報告をする場が必要です。
そうやってコツコツと毎月実施を重ねて行くことで、
少しずつ着実に目標を実行できるようになるでしょう。
状況によっては加筆修正も必要となりますが、
チームメンバーが
一つの取り組みを長く続けていくことが、
従業員の成長につながっていくでしょう。
そして1年後・2年後には
従業員による問題解決の力が
かなり高まっているはずです。
スタート当初はやる気が感じられなかった従業員でも、
チームで何かを目指そうという
ベクトルもきちんとつくれることで、
きっとモチベーションが上がってくるにちがいありません。
とにかく継続することが力になり、
従業員満足がお客さま満足に
つながっていくのではないでしょうか?
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