職場の仲間とのコミュニケーションを上げるためには仕事以外でのつながりも役にたつ
Contents
車椅子ライフデザイナーのまおうです。職場のバリアフリーを考えるに当たり、ぜひとも考えていただきたいのが、仕事以外(仕事帰りの会、休日のイベント、昼食休憩など)で同僚が一緒に過ごせる環境にあるかが重要なポイントだと思います。意外と仕事にいるときは一緒でもそれ以外では全くどういう人か知らないというケースがよくあります。
人のつながりを考えていく上では欠かせないもの
障害の有無に関係ないのでは?という声があるかもしれませんが、私も意外と初めの頃は1人で食事を食べていたりしました。なかなか仲間を作りにくい環境になりがちです。よくセミナーなどで聞くのが、会社に車椅子に乗っている人がいるけれど話したことがないとか一緒に懇親会などに行ったことがないというものです。
人とのつながりを考える上では、仕事をしている時の時間だけでなく、食事休憩や仕事終了後などでお互いに何でも話せる環境にあるかどうがが大事なポイントだと思います。人との付き合いによって仕事を円滑にできる部分もあります。それがないと仕事の行き帰りだけで終わってしまうのは寂しいかもしれません。
もちろん簡単なことばかりではありません。人それぞれに事情があります。お子さんが帰ってくるので早く帰らなければならないとか本人の体調による問題などもあるでしょう。そういった場合は、終わった後にコミュニケーションをとりたくても難しいケースが出てきます。
大事なのは行ける行けないに関わらず相手を思う声掛け
もしそうでなければコミュニケーションできる機会がほしいものです。車椅子でも行く事のできる居酒屋・カラオケ店などを見つけて騒いだりしたいものです。なかなかバリアフリーのお店がないので探すのにたいへんかもしれませんが、そういったお店を選んで、たまには仕事帰りにパッと楽しむのは面白いものです。
残念ながらどうしても常日頃1人ぼっちになりやすいのが車椅子ユーザーです。決してあってはならないのが、「この人は多分行かないだろうから誘わないでおこうと」いうような事は避けたいものです。本人に確認しないで物事を決めてしまうことは決してあってはなりません。意外と誘ってくれることを待っているものです。大事なのは声掛けです。
もし仕事帰りが難しければ、昼の休憩時にでも一緒に食事をとるようなこともコミュニケーションを高めるには絶好の機会です。お互いがワイワイ・ガヤガヤ話せる環境こそが仕事の中でもうまくいく秘訣だと思っております。ぜひともそうありたいものです。
関連する投稿
- 障害者雇用でも適材適所で仕事をするための考え方
- 車椅子ユーザーでも適性に合った仕事にするためのポイント
- 障害者雇用における働き方については固定概念で決めつけないことが重要なポイント
- 障害者も新入社員も面倒見のいい上司だから成長につながる
- 病気になっても気持ちよく働ける職場環境を創っていく
現在の記事: 職場の仲間とのコミュニケーションを上げるためには仕事以外でのつながりも役にたつ