店舗のバリアフリー化は業界や地域のパイオニアにもなれる理由

2018.12.31 (月)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

車椅子で気軽に行けるスポットは、

残念ながら限られています。

 

そういった中でも

「こんな業種がバリアフリーなの!」

と驚くようなことをたまに見かけます。

 

誰もが考えつかない業種だからこそ

地域、もしくは業界のパイオニアになれる

チャンスです。

 

その事例を今回ご紹介します。

盛岡のあるスナックは地域初のバリアフリー

以前、盛岡に行ったときに

賑わっているスナックがありました。

 

盛岡のスナック「えびいす」は

バリアフリーで有名なスポットでした。

 

私が訪れたときには、一般の方だけでなく、

車椅子バスケットボールの選手や

視覚障害者までがいらっしゃいました。

 

まさに障害の有無に関わらず、

利用できることが評判となっていました。

 

だからといって、

特別なバリアフリーが

備わっているわけではありません。

 

でもそのようなスナックは

全国を探しても

なかなか他にはありません。

 

まず入口は段差を解消していて

車椅子であっても全く問題がありません。

 

しかも自動ドアになっているので、

手が不自由な方でも利用しやすくなっています。

 

手が不自由であると、

ノブのついているような入口は

バリアになってしまいます。

 

また車椅子利用者にとっては、

スライド式のドアであれば、

使いやすいものの、

押したり引いたりするドアはバリアになります。

 

座席については、

取り外しができるタイプなので、

車椅子利用者が困ることはありません。

 

最近話題のチェーン店であるコメダ珈琲店でも

このタイプの椅子が導入されていて、

車椅子利用者にとってはとても便利です。

 

ちょっとしたことかもしれませんが、

車椅子利用者にとっては、

固定席は利用することが難しいものです。

 

そのため取り外しできる席が空くまで

ずっと待ち続けるようなことがあります。

 

以前、銀座の有名な飲食店に行ったときは、

他の方々は20分位で空き席に利用できたものの、

私たちは1時間半も待ちました。

 

こういった点に目が向けられるようになると、

かゆいところに

手が届くサービスになるはずです。

 

話をもとに戻しますが、

車椅子で利用できる多目的トイレが

設置されておりました。

 

飲食店・居酒屋・スナックなどは、

入店してすぐに帰ることはないために、

長居に対応できることが必要となるでしょう。

 

そこでトイレがあることで、

利用する人にとってはホッとできるでしょう。

 

たかがトイレだと思っているかもしれませんが、

トイレの有無がバリア解消において、

大きなポイントになります。

 

客数を維持・向上させる手段にバリアフリーはいかがですか?

こうして盛岡のスナックは、

誰でも気軽に利用しやすい

スポットになっております。

 

店舗を運営していると気になるのは

「客数」だと思います。

 

私もイオン時代は管理職をしていましたので、

「売上=客数×客単価」という公式の下、

客数を上げるためにはどうするか、

客単価を上げるためにどうするかを

日々悩んでいました。

 

しかも所属していた店舗は、

近隣の競合店が多数オープンしたために、

客数減少に歯止めが効かない状態でした。

 

だからこそ「客数」を

維持、向上し続けることは

なかなか難しいことだと思っております。

 

もちろん「料理で勝負!」「商品で勝負!」

というのが当たり前な考え方かもしれません。

 

でももし別の視点で客数を

増やすことが

できるのであればどうでしょうか?

 

それが「バリアフリー」であり、

超高齢化社会に伴い

車椅子で行けなくなってしまった方々のために、

一肌脱いでみてはいかがでしょうか?

 

もしかしたらあなたのお店に行きたいけれど

諦めていらっしゃるかもしれません。

 

バリアフリーには価値があること

ぜひとも考えてみてはいかがでしょうか?

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