車椅子利用における病院のバリアフリー事情について

2017.03.25 (土)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近では車椅子でも入りやすい病院・医院は多くなってきました。患者さんが高齢化になっているので、スロープや多目的トイレの設置をしているのかもしれません。病院におけるバリアフリー事情をお伝えします。

総合病院はほぼバリアフリー化になっているので安心

総合病院においては、まずほとんどバリアフリー化がされております。しかも各階にも設置されており、入院病棟にも設置されております。但し、利用者が多いことから汚れている場合も見受けられます。

気になるのは身障者用駐車スペースですね。駐車台数に限りがあるので、身障者駐車スペースが埋まっていることもよくあります。それでも大概は駐車場に係員を配置していることが多いので、埋まっている場合は、なんとか駐車するところを作ってくれることもあります。

次にショッピングモールに入っているクリニックです。こちらはショッピングモール自体がバリアフリーになっているのでほとんど問題ありません。クリニック内に多目的トイレがない場合でも、ショッピングモール内には設置されているはずです。

一般のクリニックは検査をする際のベッドへの乗り移りがポイント

気になるのは検査等をする場合です。車椅子利用者が来院されても大概は高齢の患者さんがほとんどのため、私のような歩行が全くできない車椅子利用者は珍しいと思われます。

車椅子からベッドに乗り移る際に、力のある医師や看護師さんがいない場合もよく見受けられますので、検査をするときなどは、少々不便に感じる場合があります。例えば腹部超音波検査(腹部エコー)をするときなどは必ずベッドに乗り移ったりする場合です。

一般の個人医院については、こちらは2000年以降に建てられた医院はほとんどバリアフリー化が進んでいるような気がします。身障者用駐車スペースや多目的トイレ、スロープなどもあります。

2000年より古い医院については、やはり段差があるケースがよく見られます。その場合は、残念ながら医師の数や看護師の数が少ない時は受診が困難な場合もあります。検査等についてはショッピングモールの時と同じです。

歯科医院については治療用の椅子への乗り移りが可能か否か

あと最後に歯科医院の場合です。こちらは必ず治療用の椅子に乗り移らなければなりません。コンビニより多いと言われている歯科医院ですが、車椅子で対応できるか否かは微妙です。

私が通っている歯科医院は、ショッピングモールに併設されているので身障者用駐車スペースや多目的トイレの心配はありませんが、歯科医院の中に大きい1段があって、毎回若い院長先生が持ち上げてくれます。あとは治療用の椅子への乗り移りについてはかなり広いスペースなので問題ありません。

このように病院・医院については、意外とバリアフリー化が進んでおり、気になるのは検査の時にベッドに乗り移る場合です。大概のベッドは通常のベッドの高さより高く設定されております。状況によっては壁にペタッとくっついていて、幅も60センチくらいしかない場合もあります。

ベッドの高さとベッドの幅が少しでも広くなれば、車椅子ユーザーにとってかなり使いやすい環境になると思っております。ぜひとも今後多くなる高齢化に向けて改善していただけるとありがたいです。

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