車椅子利用者が見た目で判断する大丈夫な段差とそうでない段差とは?

2019.11.05 (火)

あなたの会社の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

今後のバリアフリー化を検討する際には、まず見た目が大事なポイントです。

 

パッと見たときに「ここはOK、ここはダメ」と判断されてしまうのが「段差」です。

 

まさに一瞬で判断されてしまうでしょう。

 

そのために今回は、段差についてお伝えします。

前輪が乗り越えられるのはわずか2㎝まで

まず2㎝未満の段差であれば、前輪を持ち上げなくても、そのままの走行で上っていけるでしょう。

 

但し、2㎝以上の段差になると。前輪を持ちあげる(ウイリーのような状態)ことをしない限り、段差をクリアすることができません。

 

前輪のキャスターを持ち上げることについては、手を握ることができる人の場合は、タイヤの周りにあるハンドリムに力を入れることで可能になります。

 

手を握ることのできない頸椎損傷の方だと難しい場合が出てきます。

 

そういった状況を踏まえると、車椅子利用者にとってのバリアフリーの段差は2㎝未満となります。

 

あとは誰か介助者がいれば、対応することが可能になるかもしれません。(電動車椅子は重量があるので、対応は車椅子による)

 

なぜたった2㎝なのかですが、もしクリアできなかったら、タイヤがロックされて、身体が前方に投げ出されてしまうのです。

 

C Mでご覧になったことがあると思いますが、「クルマの衝突事故実験」の際にシートベルトを着用しているかどうかでどれだけ安全かどうかを見たことがあるはずです。

 

それと似たようなことが起こってしまいます。

 

車椅子利用者の場合は、身体が麻痺していることが多いため、投げ出されたときに身を守ることができません。

 

それによって打撲・骨折などになってしまいかねません。

 

そのためにも段差の高さには、検討が必要になります。

段差が2段以上あると明らかにバリアとなってしまう

次に段差は2段以上についてはどうかです。

 

これはたった1段の段差とは意味が大きく異なります。

 

1段であれば、もしかしたらサポート人員が1人で大丈夫かもしれません。

 

でも2段以上になると、サポート人員は最低4人必要となります。

 

後ろから1人で押しただけでは、2段以上はクリアできないんです。

 

つまり4人以上で車椅子ごと持ち上げるようになります。

 

そうなると明らかに見た目からしても、完全なバリアとなってしまうのです。

 

もしそうなった場合は、マンパワーでの対応しかないでしょう。

 

但し、簡易的なスロープで2段程度であれば対応できる場合もあります。

 

その場合は、ホームページなどでもしご来店をされる場合は、事前にご連絡をいただければ、スロープをご用意しますと書いてあった方がいいでしょう。

 

何も情報発信されていなければ、バリアフリーとは誰も思わないので、車椅子利用者からは「行けないお店」と判断されてしまいます。

 

実際に一般の健常者にとっては、何気なく乗り越える段差ですが、車椅子では結構バリアになってしまう大きな課題でもあります。

 

これからバリアフリーを検討しているのであれば、上記の部分をきちんとチェックした上で進めてみることをおすすめします。

 

もし何かアドバイスを必要とするのであれば、このホームページまでご用命ください。

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