バリアフリーの考え方は「あればいい」から「使いやすい」へ変えていく時代

2019.03.20 (水)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

どうしても疑問を感じてしまうのが

車椅子の利用者向けに造ったものの、

あまりにも使い勝手の悪い

バリアフリーです。

 

せっかく造るのであれば

利用価値のあるようにしたいものです。

 

もちろん使い勝手のよい

バリアフリーを目指して、

利用者に喜んでもらえれば

きっと造った側もうれしくなるでしょう。

 

今回は先日利用したある事例をもとに

NG的なバリアフリーをご紹介します。

 

利用者側の立場にたって

考えてみると

つかめるものがあるかもしれません。

16時でカギがしまったら早すぎない?

先日訪れたところに、

使い勝手の悪いバリアフリーがありました。

 

目的地には多目的トイレがなく、

近隣の施設・ショッピングモールなどに

多目的トイレがないか調べました。

 

そこでヒットしたのが、

街にある公園でした。

 

公園には

多目的トイレがあるので安心できますが、

うっかりしてしまうと

カギがかかってしまっていることも

よくあります。

 

場所によっては、

16時に多目的トイレのドアが

施錠されていたり、

各国の要人などが

来日する場合においては、

1日中施錠されていることもよくあります。

 

さらに公園で多いのは、

4ヶ所の入口があったとしますが、

そのうちの1・2ヶ所しか出入りが

できないようになっていたりします。

 

さらにその1・2ヶ所から入っても、

トイレまでの区間が舗装されておらず、

土や砂のあるところを

通らないとならない点です。

 

さすがに車椅子にとって、

いくら平坦であっても

路面が舗装されていないのは、

走行しにくいものです。

 

今回は公園を取り上げてみましたが、

このように利用者から感じるのは、

「なぜそんなに使い勝手が悪いの?」

と思ってしまう点です。

 

利用する人の立場を考えないで、

造ってしまった結果なのかも

しれません。

 

せっかくお金をかけるのであれば、

使い勝手がよくなるポイントを

考える必要があるでしょう。

せっかくお金をかけるなら喜ばれることが前提

公園のような公共の施設の場合は、

収益などにはつながらないものですが、

もしこれが収益に関わる

店舗や施設だったら、

致命的なミスになってしまいます。

 

せっかくであれば

集客にもつながってほしいものです。

 

そうならないためにも、

万全な施工が必要になるでしょう。

 

そのためにはバリアフリーのノウハウを

事前に知っておくことです。

 

ノウハウは設備の

ノウハウだけではありません。

 

利用者に喜んでいただける

ソフトの部分も大事なポイントです。

 

そういった部分は

専門的に考えていないと

意外と分からないものです。

 

自分のイメージだけで判断しないで

詳しく分かる専門家などに

相談してみることをおすすめします。

 

それによって

利用する人の数が増えて

店舗・施設の売上に影響するのであれば

ビジネス的にも大きなチャンスに

つながっていくでしょう。

 

バリアフリーにすることで

利用者から喜ばれて、

さらに集客から収益につながれば、

企業の繁栄と同時に

車椅子利用者が使いやすい

施設になっていくでしょう。

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