バリアフリーのトイレ施工のトラブルを未然に防ぐためには

2018.11.20 (火)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

車椅子利用のお客さまやベビーカーを

利用されているお客さまのために

多目的トイレを設置したものの、

実際に利用者からの声に

不満が多かったといったことはありませんか?

 

私は2005年~バリアフリースポットの

調査を続けていますが、

今まで数多くの多目的トイレを見てきました。

 

ところが残念なことに、

「なぜこんなトイレになってしまうんだろう?」

と首をかしげてしまうような

利用しにくいトイレがかなりありました。

 

トイレの改修工事は、お金がかかる上に、

できてしまってから評判が悪いトイレは

なるべく避けたいものです。

 

そうならないようにするためには、

依頼者側もある程度の知識を持っておく

必要があるのではないかと思っています。

「ある」→「使いやすい」トイレになること

まず車椅子でも利用できるトイレの最低条件は、

スペースが確保されていることです。

 

標準的なサイズは2m×2mとなりますが、

もしそのサイズの確保ができないのであれば

、洗面器部分を小さいものに変えたり、

トイレをタンクレスにすることによって、

スペースが少し広げることができます。

 

それでも最低サイズは1.6m×1.6mでしょう。

これより狭い場合は、

車椅子での転回ができないだけでなく、

便座への乗り移りさえスペースが

とれなくなってしまうでしょう。

 

そのためスペースがまず重要なカギを握ります。

 

ただスペースについては、

施工する前から依頼者側は

知っていることではないでしょうか?

 

となると、問題が起きるのは、

スペース以外における備品等の設置です。

 

よく見かけるのは、

便器を囲んでいる手すりにおいて

左右の高さが全くちがっていたり、

手すりの幅があまりにも狭かったり、

広すぎたりすることです。

 

パッとみただけでは使いにくさは

感じにくいのですが、

便器に座ってみて

「ちょっとおかしいのでは?」

と思うことがよくあります。

 

そして水洗ボタンの位置が

届きにくい場所にあったり、

緊急ボタンの場所が

足で当たってしまいそうなところに

あることもよく見かけます。

 

さらに便座シートが便器の奥に

配置されていて、

全く届かなかったりすることもあります。

時間が経過してから問題が出てくる

こういったものは、

依頼主側があえてお願いしている

ケースではないでしょう。

 

知らないうちに取り付けられていた

というのが本音なのかもしれません。

 

しかも多目的トイレができあがったとしても、

実際に利用する人の声がなければ、

施工そのものにミスがあったとは

気づきにくいポイントでもあります。

 

あとから当事者が利用してはじめて、

使いにくいことを知るのがほとんどですが、

1度や2度利用しているお客さまが、

「あなたのお店のトイレは使いづらいです」

とは言わないでしょう。

 

そういったことから

施工してかなり時期が経ってから、

ミスがあったことに気づくにでしょう。

 

できれば施工する前に、

どういったところに手すり・ボタンなどが

配置されるかをきちんと掴んでおけば、

トラブルを未然に防ぐことも

可能だったにちがいありません。

 

もしそういったポイントを知りたいと

思っていらっしゃる皆さまがいたら、

私のリニューアルしたHPにご用意した

「バリアフリートイレ設置ノウハウ」を

ダウンロードすることができます。

 

無料で配信しておりますので

ぜひご利用ください。

 

せっかく施工するのであれば、

お金をかけた分だけ

きちんと有効活用したいものです。

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