店舗運営にはおさえておきたいバリアフリー【駐車場編④】

2019.01.22 (火)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

お店を経営している方々が

バリアフリーの知識をあまり知らなくても

「これだけは知っておいたほうがいいこと」

が実はあるんです。

 

そのことを知らないと

「お店がバリアフリーに力をいれています」

とおっしゃったところで、

疑われてしまうケースがあります。

 

そういったものはいくつかあるのですが、

その1つが「身障者用駐車スペース」です。

 

車椅子を利用しているお客さまが

来店されたときに、

知らないで対応すると

リピーターどころか

嫌われてしまうようなことがあります。

 

ぜひ一緒に働いている従業員の皆さまにも

お伝えしたほうがいいポイントをご紹介します。

商業施設の身障者用駐車スペースは争奪戦になっている

最近はショッピングモールなどの

商業施設においても、

身障者用駐車スペースは

かなりの台数分を用意しています。

 

しかし昨今は、高齢化も伴い、

身障者用駐車スペースは

争奪戦になってきているような状況です。

 

利用者側の視点からすると、

ショッピングモールなどに訪れても

専用駐車スペースがあっても

空いているスペースを見つけることが

できないこともよくあります。

 

先日、訪れた大型ショッピングモールでは、

フロア移動ができないところで、

そのフロアに空いているスペースが

なかったために

その場を立ち去るしかありませんでした。

 

昔の立体駐車場は

ワンフロアごとに空きスペースがあるかどうか

確認していくことができました。

 

最近の立体駐車場は、

フロア移動ができないために、

該当階で空きスペースを

探して見つからなかったら、

別の階に行くことができません。

 

今回は5階の立体駐車場に入って、

一通り確認したものの、

専用スペースが見つからない状態。

 

でも5階から6階へ行くことができないので

もし別の専用スペースを探す場合は、

一旦、ショッピングモールの出てから

もう一度入庫しなければならないのです。

 

しかも周辺は大渋滞しているので

もう一度やり直すのは

双六でふりだしに戻るようなものです。

 

その原因となるのが、

一般用の駐車スペースには

「満」「空」の表示を設置しているものの、

身障者用駐車スペースには、

その表示がないことで、

トラブルが発生してしまいます。

今後は身障者用駐車スペースの「満」「空」表示が必要になってくる

好事例においては、羽田空港の駐車場です。

 

身障者用駐車スペースにおいても

「満」「空」の表示がついていますし、

フロア間の移動も可能になっています。

 

もちろんお金がかかることなので

簡単ではありませんが、

これだけ超高齢化になることで、

利用者増加は明らかです。

 

だからこそ、それに見合った形に

していかなければ

対応ができなくなっていくでしょう。

 

当然、マナー違反による

悪質な駐車もあるとは思いますが、

残念ながら啓蒙活動だけでは、

排除することは不可能に近いでしょう。

 

そのためせっかくお越しいただいた

お客さまに不便さをかけないための

措置を講じていく必要があります。

 

どうしてもお金の問題があるのであれば、

問い合わせがあったら

対応できるような

形をとることでもいいでしょう。

 

随時ご紹介していくことで

少しでも皆さまの関心に

つながれば幸いです。

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