イメージを変えてバリアフリー化による集客アイデアを考えてみませんか?
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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。
多くの人がもつ
バリアフリーに対するイメージは
素敵なことだと思っています。
もちろん障害者や高齢者などが
住みやすくなる環境を
イメージするからでしょう。
でもバリアフリーの導入を
考えてみませんか?と言われると
「お金がかかる」
「うちには車椅子利用者が来ない」
とかネガティブに変わってしまいます。
つまり他人事として捉えると
素敵なことになっても、
自分事として捉えると
興味のないことに
変わってしまう傾向があります。
でもなぜそうなってしまうのか?
本当にネガティブのままでいいんですか?
確かに「お金がかかる」のは
新しい設備投資をすれば当然のことです。
でも自治体によっては、改修資金として
補助金が出るところもあります。
お金がかかっても、
全額負担するのとそうでないのは、
大きく変わってくるでしょう。
それでもネガティブに
捉えている人にとっては、
「バリアフリー=コスト」に
なってしまいます。
でも果たしてそうでしょうか?
私は1996年にスクーターのもらい事故に遭い
それ以来、車椅子生活になりました。
その頃は、鉄道に乗るにしても、
駅員さんが4人がかかりで
持ち上げなければ電車に乗れないくらい、
バリアフリーは整っていませんでした。
でも今は違います。
車椅子に乗っていても、
鉄道の駅には
ほとんどエレベーターがついていますし、
バスにでも1人で乗れる時代です。
だからこの5~10年で車椅子利用者が
街中で多く
見かけるようになってきました。
でもそこから先にはバリアが待っています。
なぜならほとんどのお店は
バリアだらけなんです。
たった1段・2段の段差であっても、
車椅子利用者であったら
乗り越えることができません。
だから車椅子利用者が行く場所は
バリアフリーが整っている場所にだけ
行くようになるんです。
ショッピングモールであったり、
大型ビルディングであったり、
そこに多くの方々が集中しています。
つまりバリアのお店には、
「行かない」ではなく
「行けない」と考えたほうが適切でしょう。
売上をあげるための公式は「客数×客単価」
ではどうしたら行けるようになるのか?
それはまずは設備の
バリアフリー化にすることです。
段差解消・多目的トイレの設置などです。
バリアフリー化にすれば、
車椅子利用でも行けるお店に
なるでしょう。
ここで皆さまに確認したいことがあります。
お店にとって重要なことは、
売上を上げることだと思います。
ではその売上を上げるには
どうしたらいいと思いますか?
まず公式を思い浮かべてください。
「売上=客数×客単価」です。
客数、客単価が増えなければ
売上は上がらないのはご存知だと思います。
先ほどバリアフリー化になれば、
車椅子でも行けるお店になると言いました。
つまり車椅子利用者の客数が増えます。
だからバリアフリーは
売上を上げるためのツールになるんです。
しかもこれから増え続ける高齢者だったり、
車椅子利用者は肝心な客数になるのです。
そこでバリアフリー化にすることによって、
たった1段・2段の段差で諦めていた
お客さまがいらっしゃることに
つながるわけです。
すごいことだと思いませんか?
企業も車椅子利用者もWIN・WINの関係になること
私はバリアフリーのお店が
増えてほしいと思っています。
でも強引にバリアフリーにしないと
車椅子利用者が行けないから
何とかしてくださいというような
気持ちではありません。
私のような活動をしている人の中には、
そういった方々がものすごく多いですが、
私は全く違います。
私は総合スーパーの管理職で
店舗の経費責任者をやっていたので、
経費の重みがよく分かります。
お金を出したくても
なかなか出せない気持ちを
ものすごく経験しました。
経費削減が命じられて
上司から厳しいことも
言われたこともあります。
だからこそ企業の気持ちを考えると、
きちんとメリットのある投資だと
思ってバリアフリー化を
行っていただきたいと思っています。
そして十分納得できるような形に
したいとも思っています。
メリットがあるからお店が増えていき、
そして車椅子利用者が増えることが
お互いにWIN・WINの関係になると
思っています。
だから決して企業の負担だけを
前提に話しているわけではありません。
バリアフリーにメリットを
感じて頂けることが大前提です。
それによって、バリアフリー化は
やらされ感でやるのではなく、
やってよかったにしてほしいと
思って活動しております。
もしバリアフリーについて
少しでも興味・関心があれば
お気軽にご連絡をお待ちしております。
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