車椅子のバリアフリーは修学旅行の実態から今がチャンスである
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あなたのお店の『バリア解消』請負人
バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。
バリアフリーに詳しい方の旅行関連のセミナーに
参加して分かったことがあります。
この10年前から中学校の修学旅行などにおいて
旅館・ホテル選びが変わってきているとのこと。
従来と違ってバリアフリーの旅館・ホテルなどが
選ばれる世の中になってきているという点です。
これは宿泊業界だけではなく、飲食業なども含め、
商業施設全般に関わることではないでしょうか?
世の中におけるニーズの変化している証拠でもあります。
乙武さんの登場によって世の中が変わっていく
私は、第二次ベビーブーム世代の1972年生まれです。
中居くん・キムタク、
そしてマツコ・デラックスなどは同い年です。
その頃は、小・中学校に車椅子を
利用している方がいるような環境ではなく、
学校にはエレベーターの設置もなければ、
段差も解消されていないような状態でした。
もちろん多目的トイレはありませんでした。
でも乙武さんの著書「五体不満足」の発売により、
少しずつ時代が変わりました。
今では一般の学校でも
車椅子を利用している生徒のいる環境に
変わってきております。
まさしく乙武さん効果です。
そこで修学旅行です。
私のような世代の生徒が修学旅行に行く場合には、
車椅子利用の生徒がいなかったから、
どこでも良かったと思います。
でも現在は、学年に1人か数人の車椅子を
利用している生徒がいる時代に変わってきています。
そうなると、従来のようにどこの旅館・ホテルでも
よかったケースにはならないでしょう。
そこで選ぶのが「バリアフリーの旅館・ホテル」。
その中でも肝心なのが「トイレ」における課題です。
車椅子でも利用できるようなトイレの設置のある
旅館・ホテルを選ばなければなりません。
そういった背景から、今までとは違う
旅館・ホテル選びになっているという話を聞きました。
その反面、今まで利用していただいた旅館やホテルは、
急に修学旅行の学生が来なくなりますが、
なぜ来なくなった理由がわからないとのこと。
今まで丁寧なサービスをしていたのに…。
どこか悪いことをしてしまったのか?
でも残念ながら、私たちが
今までひいきにしていたお店を利用しなくなった時に
以前行っていたお店に対して、
なぜ利用しなくなったのか?
を伝えることはしないものです。
宿泊業界だけでなく、飲食業界も変化している
でも時代背景から、今まででは考えられないことが、
宿泊業界には起きています。
これは飲食業界でも同様です。
例えば、会社の従業員の中に
車椅子利用者が1人いたとします。
でも送別会・忘年会などのパーティーの際、
車椅子利用者には行けないような場所ではなく、
バリアフリーの飲食店・居酒屋を
選ぶように変わってきています。
私のセミナーに参加された企業の方々も
同様なことをおっしゃっていました。
つまり、バリアフリーのお店が時代に合わせて
選ばれるようになる時代に入ってきています。
いくら料理がおいしくても、
接客応対がものすごくよくても、
バリアフリーでなければ、立ち寄れないのです。
もちろん、マンパワーで対応できることはありますが
食事・お酒を飲むとしたら、長居をするでしょう。
その時にトイレが利用できないのは、
車椅子利用者にとって致命的です。
だからこそ、まだまだ利用できるお店が少ない以上、
車椅子を利用している方や友人・同僚・家族などの
お客さまが増えて、売上に影響するのは確実です。
まさに今がチャンスです!
しかも東京2020に向けて、
バリアフリーのムードが高まっています。
バリアフリーへの改修なら今ではないでしょうか?
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