車椅子で行ける店舗かどうかはストリートビューでも調べている
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あなたのお店の『バリア解消』請負人
バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。
最近では車椅子利用者がネット上で
いろいろとバリアフリーの情報を調べています。
なぜ調べているのかと言いますと、
行きたいお店がバリアフリーかどうかを
事前に調べておかないと
実際に行ってみたらバリアがあって
入店できなかったというケースが多いからです。
そこで実際に遠い場所だと
余計に不安になるものです。
その際、情報に役立つツールとして
Googleのストリートビューが挙げられます。
でもそういった状況の中で、
ここのお店なら大丈夫だと思えるようなお店は、
いったいどう見えるお店になるのでしょうか?
段差や身障者用駐車スペースはチェックできる項目
車椅子利用者にとっての
バリアフリーのポイントは、大きく4点です。
①多目的トイレ ②通路幅
③段差 ④身障者用駐車スペース
①や②はストリートビューでは
見ることができないでしょう。
①や②については、
外からでは内装がどのようになっているか
全く分からないので情報を手に入りません。
そのため別の手段で情報を調べるでしょう。
③や④については、確実ではありませんが、
ある程度ストリートビューで判断がつきます。
まず段差になりますが、
入口がどのようになっているかです。
店舗の入口を確認したときに、
段差があるかないかです。
たった1段の段差でもあっても、
1cmを超える場合は、
前輪キャスターを持ち上げないと
クリアすることができないでしょう。
但し、サポートする人員が
1名ないし2名程度で大丈夫でしょう。
階段や2段以上の段差の場合は、
サポートの人員が4人以上いなければ、
候補から外れてしまうでしょう。
さらに入口までの経路において、
舗装されていないようなものに関しては、
結構バリア度が高いと判断されるでしょう。
なぜなら段差がないからといっても、
舗装されていない砂利道・土の道などは、
車椅子走行がかなり難しいものです。
砂利道などはタイヤが食い込んでしまって、
全く進めないこともよくありますし、
前輪が埋まってしまうこともあります。
そのため舗装の有無も重要なポイントです。
あとは店舗の周辺に
身障者用駐車スペースがあるかどうかです。
もし該当の駐車スペースが見つからなくても、
車椅子の乗り降りが可能な駐車スペースがあれば、
行けるのではないかと思えるでしょう。
ストリートビューやバリアフリーマップのアプリで情報の確認がしやすい
ここまで挙げたようなポイントは、
ストリートビューで確認できる項目です。
そのため今後の増えていく車椅子利用者が
利用しやすいお店にしていくのであれば、
上記の項目のバリアを感じさせないことが
選ぶ候補に挙げられるでしょう。
そして最近は、バリアフリーマップを
使う方も徐々に増えはじめています。
外出時においても
WheeLog(ウィーログ)やBmaps(ビーマップス)
のようなバリアフリーマップは、
スマホのアプリを起動させるだけで、
バリアフリースポットの情報を
手に入れることができます。
そのため車椅子利用者にとっては
とても参考にしています。
今後はあなたのお店でも
バリアフリーであれば、
どんどん知ってもらうことができることが、
集客にもつながっていくでしょう。
車椅子利用者が探している情報に
あなたのお店がマッチングできていくことが、
今後の大きなカギを握っていくことでしょう。
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