バリアフリーを考える際の車椅子走行に適した平坦な路面とは?

2019.05.30 (木)

あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

車椅子の特徴として、

前輪と後輪があるのは

誰もが分かることですが、

この前輪が意外と

バリアになってしまうのを

ご存知ですか?

 

自転車や自動車の車輪と違って、

車椅子の車輪は前輪だけが

小さくなっています。

 

しかも前輪は、

チューブ式のタイヤではないために、

ノーパンクタイヤになっていて、

ものすごく硬い素材になっています。

 

食品スーパーにある

ショッピングカートのような素材です。

 

そのために路面が凸凹になっていると、

振動を身体に受けやすいものです。

 

バリアフリー化を考えるにあたり

快適さを追求するのであれば、

NGとなってしまう点を

事前に知っておいたほうがいいでしょう。

意外と気がつきにくい路面の状況


石畳のような路面は、

見た目がおしゃれなので、

あちこちの商業施設などで

見かけることがあります。

 

でもこれは車椅子の前輪が

石畳と石畳の隙間にスポンと

挟まってしまうことがあるので、

ものすごく危険な路面です。

 

私もある場所で

恐怖を感じたことがあります。

 

なぜなら前輪が挟まってしまうと、

身体が投げ出されてしまうからです。

 

その際、麻痺している身体を

とっさに守ることはできないので、

路面にたたきつけられてしまうんです。

 

これによって骨折する人が

多いと言われています。

 

私の場合は、関東にある有名な神社でした。

 

走行中に前輪が石畳の隙間にスポッと

入ってしまいロックされてしまいました。

 

一緒に同行していた人が気づいたので

身体が投げ出される前に

支えていただいたのが救いでした。

 

もし身体が投げ出されていたら

石畳が硬かったのと

凹凸が激しかったので、

大けがになっていたでしょう。

 

意外と行けそうな感じに見えて

実は危ないのが石畳なんです。

 

その石畳以上に危険なのが

鋼材を格子状に組んだ溝蓋である

グレーチングです。

グレーチングも車椅子の前輪が

挟まってしまうケースがあります。

 

私も何度も挟まって身体が

投げ出された経験があります。

 

運がよく骨折したことはありませんが、

通りがかった人によって、

身体を持ち上げてもらって

車椅子へ座らせていただきました。

 

こういった溝が世の中の至るところに

あります。

 

溝が小さいのであれば

まだ危険度は少ないですが、

溝が大きいのは、

車椅子・ベビーカーなどには

大きなバリアとなってしまうでしょう。

 

その他では砂・石・土のある路面です。

この場合も前輪が

ズボッと埋まってしまうことで、

身動きがとれなくなってしまいます。

 

特に玉砂利のようなケースでは、

完全に蟻地獄からはい上がれないように

身動きがとれなくなります。

 

だからといって鋭角の石が多いところだと、

後輪がパンクしてしまうこともあります。

 

さらに芝生なども走行が厳しくなります。

平坦だから大丈夫という発想はまちがい

一般の人には

分かりにくいかもしれませんが、

いくら平坦だからといって、

車椅子走行がしやすいわけではない

ということです。

 

そのために設計するには、

そういった部分まで配慮しなければ、

造ってから使いにくいと

いわれかねないものになってしまいます。

 

最近では、車椅子において前輪が

バリアになってしまうことで、

JINRIKI(けん引式車椅子補助装置)も

開発されております。

 

★JINRIKIホームページ→こちら

私はこのJINRIKIがあったので、

石垣島で気軽に海岸まで行くことができました。

 

人力車をイメージしていただければ

JINRIKIも人力車と同様に

後輪2本で走行します。

 

あえて前輪2本は着地させないことが、

走行しやすいポイントになっています。

 

先ほどお伝えしたような問題となる

箇所において、

誰かがサポートする場合に

役に立つ装置です。

 

一見すると、

後ろから押せばいいのではないか

と思いますが、

自力走行同様に上記のようなバリアは、

介助者がいてもスムーズにバリアを

通過することができないものです。

 

介助者が車椅子を押したものの、

グレーチングに気がつかないで

前輪が挟まったら、

車椅子に乗っている人は前へ

投げ出されてしまいます。

 

そのため今後、

バリアフリー化を考えているのであれば

車椅子の特徴を知ったうえで

作ってみることをお勧めしますし、

実際に車椅子に乗っている人の声を

聞いてみると

より分かりやすくなるでしょう。

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