たった2段の段差が大きなバリアとして意味するものとは?

2019.01.08 (火)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

都内の路面店などは

お店の入口付近のスペースがないために、

段差解消のためのスロープをつけたくても

難しいようなケースも出てくるでしょう。

 

しかも賃貸の場合には、

段差を解消することもオーナーの許可などで

難しくなるかもしれません。

 

地方の場合はどうかと言えば、

私自身が茨城に住んでいますが、

広大な駐車場の中に建物がポツンとありながら、

段差が2段あることで、

車椅子では気軽に入店できないような

飲食店などの店舗をよく見かけます。

 

もしこの2段の段差が解消できたら、

今までお越しいただくことができなかった

車椅子利用のお客さまも対象になるのでは

ないでしょうか?

 

そうしたら集客アップにも

つながる話になっていきます。

 

もし今以上にお客さまにお越しいただきたいと

考えていらっしゃるならば、

ぜひとも検討してみてはどうでしょうか?

たった2段の段差は大きなバリアとなってしまう

「なぜ段差が2段あることで

車椅子では入ることができないのか」

を分かりやすくお伝えします。

 

たかが2段の段差だと

思っていらっしゃるかもしれませんが、

これが車椅子利用のお客さまにとっては

大きなバリアとなってしまいます。

 

その理由は次のとおりです。

 

わずか1段の段差における場合は、

前輪キャスターを持ち上げて

ウイリーのようにできる人であれば、

自力で上ることができる人もいるでしょう。

 

でも大半の方々は

前輪キャスターを簡単に持ち上げることは

できないと考えたほうがいいと思います。

 

特に高齢で車椅子に乗っている方は、

車椅子操作の技術を学んだことはありません。

 

そこで誰かサポートしてくれる人が1名いれば、

段差をクリアすることができます。

 

そのサポート人員は、

一緒に訪れた人になる場合、

もしくは1人でお越しになる方であれば、

お店の従業員1名での対応が可能になります。

 

しかし段差が2段以上になると、

車椅子の構造上の問題から

自力で上ることはできなくなります。

 

さらに誰かがサポートするといっても、

1段のように1名のサポートだけでは

対応することができません。

 

車椅子全体を持ち上げる必要があるので、

4名のサポート人員が必要になってきます。

 

そこでお店の従業員を集めることは

かなり大変なはずです。

 

そうなるとせっかくお越しいただいたのに、

ご利用いただけないで

お帰りになってしまうことになるでしょう。

 

とても残念なことではないでしょうか?

 

もちろん1段の段差だったら

大丈夫ということではありません。

 

段差は一切ないことに越したことはありませんが、

1段と2段以上の差によって

これだけ大きなバリアとなるんです。

 

お分かりいただけたでしょうか?

車椅子利用者の増加に対応できる店のメリット

そういった問題を解決する方法として

もし敷地内に余裕があるのであれば、

2段を緩やかなスロープにすることで、

車椅子利用のお客さまでも

入店することができるようになるでしょう。

 

もちろん段差だけがバリア解消ではありません。

 

その他にも車椅子で入れるトイレの整備なども

重要なバリア解消のポイントになります。

 

もし今後の超高齢化社会に

対応できる店舗をお考えであれば、

この機会に検討してみるのはいかがでしょうか?

 

まだまだ世の中において

バリアフリーの設備が不十分な店舗が多い中で

バリア解消していくことで、

あなたのお店だから利用したいと思ってもらえて

喜んでいただけることはまちがいないでしょう。

 

きっと外出することを諦めていた人のためにも

つながる温かい行動になると思います。

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