「失敗しない!車椅子用駐車スペース設置ガイド|知っておくべき3つの注意点」

2025.05.20 (火)

バリアフリーアドバイザーの白倉栄一です。

 

今回は、車椅子利用のお客さまのために駐車スペースを整備したいと考えている経営者・担当者の皆さまへ、

ぜひ知っておいていただきたい「よくある失敗ポイント」をご紹介します。

 

せっかく予算をかけるなら、本当に使いやすい駐車スペースを目指しましょう。

 

車椅子駐車スペース“あるある”とは?

 

 

障害者用駐車スペースは、車幅2.5m+ゼブラゾーン1mを合わせた合計3.5mが標準サイズです。

 

この1mのゼブラゾーンは、車椅子への乗り降りスペースとして必要不可欠です。

隣に車をピタッと停められてしまうと、乗り降りできなくなってしまいます。

 

実際に、隣のゼブラゾーンへ無断駐車されて困ってしまう光景をよく目にします。

こうなると、その車が移動するまで出発できないという事態に…。

 

広すぎてもトラブルの原因に

 

広すぎる駐車スペースの写真

 

一方で、3.5m以上確保しすぎて5m程度のスペースを取ってしまうと、
「空いてるから停めてしまおう」とゼブラゾーンに無断駐車されやすくなります。

 

バリアフリーを学んだことがない方には、
「なぜゼブラゾーンに車を停めてはいけないのか」が想像できないのです。

 

私自身、日本一周の際に静岡県で隣に無断駐車された経験があります。

 

ぎりぎりスペースを確保して何とか乗り込みましたが、
多くの車椅子利用者にとって深刻なトラブルとなりかねません。

 

理想は3.5m〜4m程度

 

 

駐車スペースの幅は、3.5m〜4m程度を目安に設計することをおすすめします。

 

大きすぎても、小さすぎても、車椅子利用者にとって使いづらくなってしまいます。
「誰もが使いやすいスペース」をぜひ目指していただけたら幸いです。

 

バリアフリー対応を進める際は、ぜひ「本当に使える設計かどうか」を意識して取り組んでみてください。

関連する投稿

▼シェアをお願い致します!▼

現在の記事: 「失敗しない!車椅子用駐車スペース設置ガイド|知っておくべき3つの注意点」

お問い合わせ・ご相談はこちら

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »


おすすめのバリア解消コラム

コラムテーマ一覧

過去のコラム


⇑ PAGE TOP