ファミレスこそがバリアフリーの有無が伝わりにくい理由とは?

2019.03.26 (火)

あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

先日、あるファミレスに行って、

トイレを見たら、

多目的トイレになっていて

大変ビックリしました。

 

以前のファミレスは、

身障者用駐車スペースこそ用意されていても、

多目的トイレが設置されていることは

ほとんどありませんでした。

 

準バリアフリー的なイメージがあります。

 

でも肝心なトイレがないと

車椅子利用者は長居ができないんです。

 

ちなみにトイレが重要であることは

こちらからクリックしてご覧ください。

 

ところが最近、徐々にではありますが、

チェーン店のファミレスにおいても、

多目的トイレが設置されているお店が

増えてきました。

 

これは車椅子利用者にとって朗報です。

 

でもバリアフリーをビジネスとして

考えてみると、

利用者側の目線に立ったときに

ちょっとしっくりこない点があるんです。

 

それはいったいどういった点なのか?

バリアフリーだと思われることがビジネスにつながる

せっかくバリアフリー化にしたのであれば

今までよりももっと多くの

車椅子を利用されるお客さまに

お越しいただきたいという意図があるはずです。

 

どうでもよければ

わざわざコストをかけてまで

設置しないでしょう。

 

今回のケースは、たまたま行ってみたら

多目的トイレがあったということ。

 

逆を言えば、ほぼ気づかないということ。

 

だからこそバリアフリーのお店であることに

気づいてもらえるような取り組みが

必要ではないかと感じてしまう点です。

 

従来からファミレスは、

身障者用駐車スペースの設置などを

かなり以前から行っていましたが、

多目的トイレの設置はほとんど皆無でした。

 

そういった背景があるので、

どうしても車椅子利用者から見たときに

身障者用駐車スペースがあったとしても、

「多目的トイレは設置されていない」と

イメージしているでしょう。

 

だから車椅子利用の私でも

店内に入って

「多目的トイレはないだろうけど

念のために見ておこう」

と思ったから気づいただけであり、

そうでなければ気づかないでしょう。

 

今回のお店は、

看板等には多目的トイレがあることを

明記されていません。

 

トイレの入口に近づいてはじめて、

多目的トイレがあると気づくレベルです。

 

そのため車椅子利用者が

もしお店を利用しても、

多目的トイレがあるわけはないと

思い込んで、

帰ってしまうこともあるはずです。

 

つまり気づかないことが前提にあって

そのイメージを壊すことで

バリアフリーへの見方が変わるんです。

走行中に車椅子OKだと伝わることの重要性

そこでもしこのお店のバリアフリー度を

車椅子利用者に知ってもらうのであれば、

次のように考えるといいでしょう。

 

和食レストラン「とんでん」のように

国際シンボルマークの

車椅子のマークの看板があると、

運転中のドライバーから気づいて

もらえることでしょう。

 

でも看板があっただけであれば、

従来のように「専用の駐車スペースだけでは?」

と勘違いされてしまうので、

入口付近にも車椅子のマークを掲示していたり、

トイレがある旨を記載しておくことで、

お客さまへ安心感が伝わるでしょう。

 

そして店内の店長から吊り下げている看板にも、

トイレはこちらだけではなく、

車椅子のマークをつけているだけで、

多目的トイレが設置してあることが

より正確に伝わりやすくなるでしょう。

真のバリアフリーは設備・従業員・お客さまの3つの満足がキーワード

あとはここでは割愛させていただきますが、

店内の通路幅、テーブル、椅子、

そして調味料や呼び出しボタンの配置などにも

工夫が必要となります。

 

そして従業員の接客・応対における

バリアフリーの研修なども取り入れると

より一層、車椅子利用のお客さまに

利用しやすくなると思われるでしょう。

 

あとはできればホームページにも

きちんとバリアフリーのお店であることを

分かるように店舗検索できることや、

さらに付け加えるのであれば、

画像があると利用できるかどうか

判断しやすくなるでしょう。

 

人によっては

手すりがあったり、広いだけで

利用できるわけではないからです。

 

ユニバーサルベッド・オストメイトなどの

設備の有無も明確にしておくことが、

利用者を安心させるポイントでもあります。

 

そのため、これだけ超高齢化社会で

車椅子人口が増えることは、

バリアフリー化をビジネスの要素として

十分価値のある取り組みになるはずです。

 

むしろその価値をもっともっと

お客さまに伝えていくことが、

より利用しやすいお店だと思われて

売上にも反映できるようになるでしょう。

 

ぜひ実践する上でお悩みでしたら、

いつでもご連絡をお待ちしております。

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