車椅子でも利用できるバリアフリーをきちんと伝える方法

2018.07.21 (土)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。お店に車椅子利用者がお越しいただきやすくなるのは、いかに行けるのかどうかを選びやすくすることがポイントになります。そのために重要なものが情報の見える化になりますが、その情報はどうやったら分かりやすくなるのかを考えてみたいと思います。

バリアフリー化されているお店は少ない

飲食店でバリアフリー化に取り組んでいるお店を想定します。バリアフリー化をしているお店が少ない中で、車椅子利用者にとっては「どこのお店なのか?」「どういった点がバリアフリーなのか?」知りたくなるでしょう。それだけ世の中にはあまり存在しないからです。

 

ショッピングモールのレストランであれば、間違いなくバリアフリーだろうと思われているので、どうしてもショッピングモールを利用されがちなのですが、もし路面店の飲食店が料理がおいしくてバリアフリーだったら、今までの既成概念を壊すにちがいありません。そこでどうやったらバリアフリー化が伝わるのでしょうか?

バリアフリーはどうやって伝えるかがポイント

まずバリアフリー化しているにもかかわらず、ホームページや看板等で情報を発信されていなかった場合は、誰か車椅子利用者が現地に訪れて「ここはバリアフリーの店だった」と口コミで発信していただけない限り、誰も気づかないことになります。逆な言い方をするならば、せっかくバリアフリー化にしても、バリアフリー化のお店だと思われていないことで、車椅子利用者が行きにくいお店になってしまっているかもしれません。

 

次にバリアフリー化をしていることを、ホームページや飲食店検索サイトなどで「バリアフリー対応可」と記載されている場合です。車椅子利用者からすると安心感はあるでしょう。多分バリアフリーに力をいれてくれていると思う反面、何がバリアフリーなのかが分からないものです。段差・トイレ・駐車場・通路幅など自分がバリア解消してほしいものと一致しているかが不安です。どうしても行きたい場合は、電話で問い合わせると思いますが、そうでなければ候補にはなるものの、行ってみたいと強い決断はできないかもしれません。

 

さらにバリアフリー化をしていることを、ホームページ等で具体的な画像などでバリア解消しているポイントを発信した場合です。段差がないこと、多目的トイレがあることなど何がバリアフリーなのかをきちんと提示されていれば、車椅子利用者からすると選びやすくなるでしょう。これならばきっと自分でも行けるのではないかと判断できるものになります。もちろん障害のレベルによっては、私には利用できないと思うかもしれませんが、事前に行けるのかいけないのか判断できる材料は、とてもありがたく思われるでしょう。

ホームページに情報を具体的に掲載する

この3点を比べただけでも、今後増え続けていく車椅子利用者をターゲットにするならば、最後のカタチが望ましく思えるでしょう。お店側の意見でよくあるのは、バリアフリー化を中心としたホームページはお店のイメージを壊すというものがありますが、トップページに「バリアフリーへの取り組み」というバナーを作っておけば、十分分かりやすくなるでしょう。

 

そしてFAQ(よくある質問)にも車椅子やベビーカーなどで利用できる旨を記載しておくのも分かりやすいものです。あとは路面店であれば、お店の入口に国際シンボルマークの車椅子マークがあったりすれば、立ち寄ってみたいと思われるでしょう。売上・集客の手段としてバリアフリーを活用していくことで、お店が賑わうばかりでなく、車椅子利用でも行きやすいスポットを増えることにつながるので、WIN・WINの状態になるでしょう。

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