お店の看板を見てバリアフリーだと分かれば選ばれやすい
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あなたのお店の『バリア解消』請負人 バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。これからの時代は、バリアフリーのお店かどうかをきちんと伝えていくことがお店の価値を高め、集客にも結びつくと思っております。特に車椅子を利用している高齢者・障害者の本人・ご家族はバリアフリー化されたお店を探しています。今こそきちんと看板などの掲示による見える化をしてみてはいかがでしょうか?
バリアフリーのお店かどうかは見分けがつきにくい状況
なぜそこがポイントなのかと言いますと、バリアフリーのお店かどうかがなかなか見分けがつかないことが挙げられます。そしてこのバリアフリーのポイントは「多目的トイレ」があることです。車椅子利用者にとって多目的トイレがないバリアフリーは、残念ながら一般のお店のような判断をされてしまうでしょう。
もちろん段差解消などもバリアフリーの大きなポイントですが、トイレがあるかどうかによって長居できるかどうかが変わってきます。しかも飲食店など滞在時間が最低1時間くらいあるのでしたら、トイレがないと安心感が保たれないはずです。排尿の問題はそれだけ切実な問題になってきます。
それだけに車椅子利用者はどこに多目的トイレがあるかを探しています。クルマを長時間運転していると、そろそろ休憩にしたい、食事にしたいと思っても、わざわざ立体駐車場のあるショッピングモールに行くのは、面倒だと思うことがあります。駐車場に入るまでに時間がかかる点や駐車場からレストランフロアまで行くのに時間がかかる点です。
道路を走行していてパッと目につくことがカギ
道路を走行していて「あっ、ここは多目的トイレがあるから入ろう」と思えることがポイントです。それはトイレに対する安心感があります。クルマを運転していたり、乗車していて思うことは、「次のトイレはどこに行くか」を考えます。私の場合は、尿意がないために3時間おきにトイレに行くようにしております。尿を貯めすぎてしまうと膀胱に負担がかかります。
尿意がある人においては、行きたくなっても多目的トイレがどこにあるんだろうかと不安になってくるでしょう。しかも私のような年齢ではなく、高齢になればなるほどトイレにおける問題は深刻ではないかと思います。そうなるとトイレの期待に応えられることが、車椅子利用者を増やせる大きなポイントになるでしょう。つまり安心できるスポットこそが選ばれるようになります。
路面店のレストランを探していて、看板に車椅子のマークがあれば安心感につながります。その事例が「和食レストランとんでん」です。このチェーン店には多目的トイレが設置されており、15年以上も前からバリアフリーに取り組まれたパイオニアであると言ってもいいくらいです。
和食レストランとんでんのような看板が参考になる
だからといってすべての店舗がバリアフリー化されているわけではありません。スペースの問題などもあるでしょうし、一部の店舗はバリアフリー化になっていませんが、バリアフリーの店舗はすべて大きな看板の下に車椅子マークが掲示されています。これだけでこの店はバリアフリー(多目的トイレ有)と思えるものです。
そうした取り組みから考えると、店内を見渡してみると私以外の車椅子利用者をよく見かけます。車椅子利用者でも行けるお店が少ない中で、とんでんを選んでいるということは必然的なことではないでしょうか?「とんでん=安心できる」というお店になります。そして料理もおいしいお店です。これからはとんでんのように看板に掲示していくことが大事なポイントではないでしょうか?あなたのお店がバリアフリーのお店であれば、ぜひとも看板などの見える化することをおすすめします。
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